これまでの人生、頑張り続けてきたけど、もう本当に疲れてしまった…。
何でも頑張りすぎてしまう人ほど、「適度に手を抜く」という感覚がよく分からないものです。
ただ、どうしても無理をしてしまう生き方では、人生どこかで挫折してしまいかねません。
ではどうすれば、もっと自分に優しくラクに生きていけるようになるのでしょうか。
本記事では、頑張らない生き方を見つけるための方法について解説していきます。
頑張らない生き方とは
「頑張りすぎる生き方」から「頑張らない生き方」へ人生を変えていくためには、下記3つのことを押さえておく必要があります。
- 「頑張るからこそ、結果が出ない」と知る
- 自分が人よりも無理なく出来てしまうことに注力する
- 先に達成感を得てしまうことで、頑張らない生き方は手に入ると知る
この3つに共通していることは、悲しい現実ですが、
いくら必死に頑張っても、苦労もせずにそれをこなせてしまう人には勝てない
ということなんです。
1.「頑張るからこそ、結果が出ない」と知る
「なぜ今まで頑張って生きてきたのに、人生うまくいかないのだろうか」
実は努力家の人ほど、人生において一つの大きな勘違いをしてしまっていることがあります。
それは「頑張れば、きっとその努力は報われるはずだ」という考えです。
しかし真実はその逆であり、
(自分の好き嫌い、得意・不得意に関係なく)頑張るからこそ、(効果的に)その努力が報われない
ということになります。
たとえば「頑張りすぎない人」というのは、自分の好きなことや得意なことを優先します。
好きなことをする人はエネルギーが多いし、気持ちもプラスになりやすいものですよね。
つまり、そういう人はプラスの気持ちが多い人生を送ることになります。
逆に、何でも頑張りすぎてしまう人というのは、自分の好きな事をせず、嫌な事(やるべきこと)を優先してしまいます。
無意識にやりたくないことを我慢しているため、心身ともに疲れやすくなります。
つまり、自分の好きではないことで結果を出すことは、基本的に難しいということです。
>>>自分の好きなように生きる人生を送れない人ほど、潜在意識の力を知らない
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2.自分が人よりも無理なく出来てしまうことに注力する
自分が好きなことでなければ、本当に努力は報われないのでしょうか。
もちろんそんなことはなく、好きなことじゃなくとも結果は出せます。
ただ正確に言えば、結果が出るかどうかは自分に適性のあることをしているかどうかで決まります。
つまり頑張らない生き方をするためには、自分が周りの人と比べて無理なく出来てしまうことに力を注ぐべきだということです。
これは我慢ばかりして頑張らなくとも、
-
結果の出やすい仕事
-
うまく付き合える人間関係
を重視した方がよいということです。
これまでの人生を少し振り返ってみてください。
自分がそんなに努力せずとも、苦なくこなせてきたことが誰にでも必ずあるはずです。
たとえば仕事ならば、
- 手順が決まっている仕事は集中して淡々とこなせた
- 膨大な量の情報の中から、ミスを探し出すことは苦なくできた
こうした自分が無理せずとも苦なく出来ることこそが、実は頑張りがいらないことだと言えます。
適性の有り無しと好き嫌いは別のもの
仕事をする上では、下図のように自分にとってその仕事が
- 「苦なくできる」
- 「頑張ってもできない」
- 「好き」
- 「嫌い」
これら4つの領域に分けることができます。
一般的に多くの人は「好きか嫌いか」の軸だけで、仕事を選びがちです。
そして、ほとんどの人は上図の②と③の領域から仕事を探してしまいますが、②に該当する仕事はなかなか見つからないのが現状です。
そして、③と④の領域の仕事は、頑張っても結果が出ない不向きな仕事になります。
すなわち、頑張らない生き方をする上では、上図の①である、
「苦なくできるけど、あまり好きではない仕事」
を見つけることが重要になるんです。
その理由は自分がその仕事を好きか嫌いかよりも、苦なくできる仕事をした方が、
- 他者からも評価されやすい
- 自分自身も頑張らずに済む
- あまり好きでない仕事の方が就ける機会が多い
こうしたメリットがあるからです。
>>>【HSP】仕事を辞めたい…けど辞めるのが怖い人に伝えたいこと
3.先に達成感を得てしまうことで、頑張らない生き方は手に入ると知る
「これまで、自分が心の底では何を求めて頑張っていたのか」
全ての人間が、人生で本当に得たいと思っているものの本質は「よい感情・気持ち」です。
人は誰しもが、色々な欲求を持っていますよね。
- お金をより多く得たい
- 理想の恋人を得たい
- 会社で出世したい
しかし本当にお金やモノ、恋人、社会的立場を得ることが人生の最終目的なのかというと、恐らく違います。
お金やモノ、恋人、社会的立場を得たいという気持ちの根底には、それらを得ることによって
- 自信を持ちたい
- 安心感を得たい
- 優しい気持ちになりたい
- 満足感が欲しい
という気持ちがあるはずです。
例:年収1000万円を稼ぎたい
なぜか?
- タワーマンションに住みたいから。
- お金に苦労しない生活をしたいから。
なぜか?(さらに深掘りすると)
- 優越感に浸れるから。
- 自分に自信を持てそうだから。
- モテたいから。
つまり本質的に得たいと思っているものは、全て「よい感情・気持ち」なんです。
良い結果を出したいというのは、良い気持ちを得るための手段にすぎないというわけです。
頑張らない生き方をしていくためには、この良い感情・気持ちを一番大事にするべきなんです。
手段と目的が逆になった状態でただ頑張り続けても、それは報われない努力となってしまうわけです。
>>>やってはいけない!報われない人生に生き疲れた人が陥りがちな事
良い気持ちになるからこそ、良い結果を出すことができる
たとえば仕事で積極的に業務を進めたり、自信満々で顧客にアプローチしたり出来る人というのは、
「自分は仕事ができる人間だ!」
という自信や力を自分に感じることができているからこそです。
そして、その結果として仕事で成果を出せるわけです。
自分に自信を持てていない人の中には、
「お金さえ手に入れば自信を持てるのに」
と考える人もいます。
しかし、実際は自分に自信を持っているから、結果が出て年収が上がることに繋がるんです。
つまり、自分を変えるためには、先に良い気持ちの状態になっている必要があるということです。
頑張らない生き方がなかなか出来ない理由
多くの人が頑張ってもその努力が報われない理由は、ある思い込みをしているからです。
それは、
「結果が出ないと、良い気持ちになってはいけない」
と思い込んでしまっていることです。
仕事でも恋愛でも何でも、結果が出ないうちに良い気持ちになることを今の社会はあまり良いこととしてしません。
なぜだか、
「結果が出てからでないと、良い気持ちになってはいけない」
という謎の圧力がありますよね。
その理由は、たとえばお金がないのに先に「自分は金持ちなんだ」とリアルに感じてしまったら、
「自分はもう頑張らなくなるのではないか」
と多くの人は思うからです。
しかし、実際は逆になります。
先に良い気持ちにならなければ、良い結果を出せる状態にはならないんです。
頑張らない人生を送るためには、先に自分が得たい気持ちを見つけること
頑張らない生き方をするためには、まず、
自分がどんな感情や気持ちを求めているのか
を明確にする必要があります。
- 自信を持ちたい
- 心に余裕を持ちたい
こういった欲しい気持ちを先に見つけることができれば、無理に意気込んで努力する必要もなく、自然とパフォーマンスが向上するはずです。
たとえば、
- 「仕事で上司から認められたら、自分のことを一人前だと自信を持てるはずだ!頑張らないと。」
↓
実際は、「自分は一人前だ」という気持ちに浸ることで、仕事のパフォーマンスが上がり、認められやすくなる - 「恋人ができたら、人を思いやる心の余裕が持てるはずだ!頑張らないと。」
↓
実際は、「人を思いやる」という気持ちに浸ることで、他者に優しくなり、異性が自分に魅力を持ってくれやすくなる
先に欲しい気持ちに意識を向けた方が、効率的ということですね。
さて、ここで少し自分の心の声に耳を傾けてみてください。
もし、仕事で結果を出して自分に自信を持てたら、それはどんな感じですか。
それをリアルに妄想した時、
「自信を持てた自分」なら、どんなことを成し遂げられそうですか。
これからの時代は、お金やモノ、恋人、社会的立場のために頑張っても、なかなかその結果が直接的に報われなくなっていくと思われます。
頑張らない生き方をするためには、目に見える欲しいモノを目標にするのではなく、欲しい感情・気持ちに意識を向けていくべきです。
>>>やってはいけない!報われない人生に生き疲れた人が陥りがちな事
頑張らない生き方をするためには、身体からのSOSにも耳を傾けるべき
そもそも「頑張らない生き方」について悩んでいる人は、もう十分に努力をされてきた人だと思います。
そして、やらなければならないことがあるのに、どうしても動けない場合は身体からのSOSを聞けていない可能性もあるんです。
「頑張らない生き方」に悩んでいる人は、普段から身体からのSOSに気付きにくい、もしくは重要視していない傾向があります。
身体がSOSを出すのは、心のエネルギーが不足しているからです。
つまり、楽しいことが生活の中に足りていないということです。エネルギーとは感情です。
「頑張らなければならない」とは、好きでもないことを我慢してやっているということです。
そして、身体からの「もう頑張れない」というSOSのサインとして、
- 気力が沸かない
- 身体がダルい
- 調子がすぐれない
これらが出た時は、一度立ち止まって、
「そもそも何のために自分はそこまで頑張っているのか」
を改めて考えてみましょう。