「一度きりの人生、このままでいいのだろうか…という漠然とした気持ちがある」
「自分は本当はどんな生き方をしたいと望んでいるのだろう」
人生は一度きりだと分かっていても、今の生き方を捨ててまで新たな行動を起こす勇気ってなかなか出ないものですよね。
本記事では、一度きりの人生を自分らしく生きるための一歩を踏み出す方法について解説していきます。
今の日常から抜け出して、本当に自分が望む人生を送りたいと思っている方の中には、
「具体的に自分はどう人生を変えたいのか、よく分からない」
という場合も多くあると思います。
しかし、そういった方も「理想の人生のイメージ」を実は心の底に持っているはずなんです。
- 今の会社を辞めて、全く新しい仕事に挑戦したい
- 本当の自分の居場所を見つけたい
そういった理想に近づくための一歩を踏み出す方法さえ知ることができれば、一度きりの人生を後悔せずに変えていくこともできるはずです。
一度きりの人生を自分らしく生きたい!という強い思いが生まれる理由
自分らしい人生を生きていきたいという思いが生じる大きな理由は、心の奥底に
「これまで無意識に押し込めてきた”自分の本当の気持ち”を満たしたい!」
という気持ちがあるはずだからです。
そもそも「一度きりの人生を自分らしく生きたい」という心理の裏には、毎日自分でも気付いていない多くのストレスが隠れていると考えられます。
- 常に周りに気を遣っていて、実は疲れている
- 誰も自分の頑張りを認めてくれないように感じる
- いつも自分の本音を言わず、周りに合わせている
このようなストレスの中でも、特に強く心に負荷がかかるのは、
「人からどう思われるか」
という他人の目が気になって、自分の気持ちを押さえ込んでしまう行為です。
自分の人生は、まだあと何十年もあるし…
そう多くの人は思いがちですが、実際、他人の目を気にしているうちに人生とはあっという間に終わってしまうものです。
>>>「人生はあっという間」は本当なのか?実感できる2つの方法
そして他人を優先するあまり、自分の人生を生きられていない人は
- 自分が本当に望んでいる生き方
- 「もっと自分の本音に正直に生きたい」という思い
これらになかなか気付けずに一度きりの人生を終えてしまう…これはあまりにもったいないことです。
「一度きりの人生をどう生きたいのか」本当の自分の思いを知る方法
本当の自分の思いを知るには、自分の隠れた願望をきちんと把握することが必要です。
そして、自分の隠れた願望を知るための方法として、ここでは下記の2つをご紹介します。
- 自分の嫌な面と少し向き合ってみる
- 人生を楽しめない理由を知る
本当の自分の思いを知るとは、何かを新しいことをしたり、自分を強引にでも変えればよいというものではありません。
自分の本心に目を向けてみることで気付けるものなんです。
1.自分の嫌な面と少し向き合ってみる
たとえば、
自分は八方美人で、なかなか自分の意見を主張できない
もし、このような悩みを抱えていたとしたら、そもそもなぜ自分は八方美人になってしまったのでしょうか。
もしかすると八方美人になった理由は、
過去に自分の本音を言って誰かから嫌われてしまった経験
などがあるのかもしれません。
そうした経験から、
「本音を言うことは悪いこと、ワガママなことだと思い込んでしまった」
こういったことが、自分の本音から目を背けてしまう大きな原因の一つと考えられます。
一度きりの人生です。自分の本当の気持ちを自分が認めてあげることが、自分らしい生き方をする上では必要不可欠です。
>>>八方美人をやめたい!けれど、ほとんどの人は変わる気がない…
2.人生を楽しめない理由を考えてみる
本当の自分の思いを知るために必要なもう一つのことは、自分を楽しませることです。
これまで何となく心が満たされないと感じていた人は、一度きりの人生を目の前のことをひたすら頑張り続けることだけしてきたのかもしれません。
しかし、頑張れば頑張るほど、
- 頑張ったのに誰も認めてくれない
- 我慢し続けてきたのに、誰も褒めてくれない
このように我慢するほど、他人に執着してしまい自分自身にも大きなストレスがかかってしまいます。
本当の自分の気持ちに気付くには、我慢を少しずつ軽くすることです。
つまり、本当はいまの生き方をやめてみることで、
- 我慢していることをやめたい
- やめてみたら、やりたいことが自然と見つかるかもしれない
という願望や期待があると言えるんです。
それに気付くことができれば、普段から我慢してやっていることは自分らしい新たな人生を送らなくても、実はやめられるはずなんです。
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一度きりの人生!自分らしく生きるための一歩を踏み出す方法
たとえば、一度きりの人生、
- 今の仕事を辞めて転職をしたい
- 憧れの地に移住をしたい
と漠然と思っていても、実際に行動に移す決断ってとても大変ですよね。
その一歩を踏み出すための具体的な対処法としては、下記の方法があります。
- やる項目を細かく分解してみる
- 「こうなったら、やめる」というルールを決めておく
人間に限らず生き物は、現状維持を得意としています。
なので、現状を維持しようとする心理の部分をしっかりと把握することで、変化への一歩を踏み出しやすくなるんです。
まず、やるべき項目を細かく分解してみる
どこから何を始めればいいのか分からず、結局何もできなかった経験ってありませんか。
実は大きな枠組みで物事を考えようとしてしまうと、脳はその変化の大きさに圧倒されてしまい、動けなくなります。
そのため、行動を起こしやすくするためには、
「やるべきことを細かく分解して、具体的な行動に落とし込むこと」
が必要なんです。
たとえば、転職したいと思っている場合、
- 「どんな企業の求人があるのか調べなきゃ」
- 「自己PRってどう書けばいいのかな」
- 「せっかく内容考えたのに、用意した履歴書の欄に収まらない!」
このようになって結局、履歴書を作ることすらできない人って意外に多いと思います。
そこで、たとえばまず履歴書を作ることに集中し、下記のように行動を分解しリストアップします。
- 転職用の履歴書のフォーマットを探す
- フォーマットを1つに絞る
- 証明写真を撮る場所の候補を調査する
このように行動を始める前に、手順を細かく分解して整理しておくんです。
そうすると小さな労力で行動できるようになり、これを積み重ねることで「履歴書を作成できた」という大きな行動になります。
まず行動は細かく分解して小さく始めることが、一度きりの人生を変えるコツになります。
「こうなったら、やめる」というルールを決めておく
自分では決断に感情を挟んでいないつもりでも、感情を抜きにして決断することはとても難しいことです。
そのため、感情を挟まず悩まずに決断する方法は、決断の条件を前もって決めてしまうことです。
たとえば、
- 今の仕事をあと1週間頑張ってみて、それでもストレスが続いていたら、転職サイトに登録だけする
- 失敗することを前提に、履歴書をどこかの企業に3日以内に送ってみる
大事なことは「やっぱり、どうしよう」などと感情を挟まず、例外を作らず、機械的に実行することです。
一度きりの人生を自分らしく生きるためには、きちんと期限や回数などの数値を決断の条件に入れておくことです。
自分の意志の力に頼らないことが、一度きりの人生を変える近道
「考える」と「悩む」の違い
人生を変える決断をするためには、「考える」と「悩む」の違いを押さえておく必要があります。
- 悩む: 具体的な判断基準を持たずに答えを出そうと思考すること
- 考える:具体的な判断基準に沿って答えを出そうと思考すること
つまり、2つの違いは
「思考の前に、思考する目的を定められているか否か」
という点です。
たとえば、悩むとは、
- 「人間関係がストレス!もう本当にイヤだ!」
- 「けど、せっかく正社員の職に就けたんだから、簡単には辞められない!」
- 「それに、そもそも他にやりたいことがない」
このように現状が辛くて今の仕事を辞めたい気持ちが日々高まる。
けれど、
- どうすればいいかわからない
- 踏ん切りやタイミングが付かず、モヤモヤした状態で八方塞がりに陥ってしまう
という状態のことです。
自分の意志の力を過信することなく、悩んだらルールを決めるということはとても重要です。
環境が変われば、人生は本当に変わる?
一度きりの人生を自分らしく生きるために「何かをやめる決断をする」ことはもちろん大切ですが、一度、
「その決断が本当に報われるものになるのか」
ということを改めて考えてみてほしいんです。
たとえば、いま勤めている会社の業務内容が嫌なら、そこに関しては転職という行動を起こすことで業務内容を変えることができれば解決する可能性があります。
しかし人間関係がストレスの主因だと、転職して環境を変えても、いずれまた同じような問題にぶつかる確率が高くなってしまいます。
一度きりの人生を無駄に過ごさないためにも、何か行動を起こす前に
「本当は自分は何が嫌なのか」
を掘り下げてみることがとても大切です。
人間関係が悩みなら、一度自分と向き合うことで「見えてくるもの」がある
人間関係でストレスを抱えている場合、ただ環境を変えても恐らくまた同じような人が現れてしまいます。
その理由は、「そこに自分が大切にしている価値観の問題」があるからです。
人生を変える方法とは、何か魔法のようなものがあるわけではありません。
「どうすれば人生が変わるのか」
自分は、実はその答えにしっかりと気付いているはずなんです。
一度きりの人生を悔いなく生きるとは、自分の弱さを認めること
いまの人生を変えたい、一度きりの人生を悔いなく生きたいとは、ある意味で自分の意識が
「自分自身にのみ、過剰に向いてしまっている」
ということでもあります。
- 自分の心が何か満たされない
- 自分が幸せになるためにはどうすればいいのだろう
しかし、そもそもそのように考えてしまう大きな原因には、
- 自分に厳しすぎる
- 自分の弱さを認められない
こういったことが根底にある可能性があります。
自分を変えなくても、
「いまの自分の持っている力、知識、スキルで出来ることはないか」
そう改めて考えてみることで、本当の自分の思いを知ることはできるはずなんです。
本当の自分の思いを知るための一番の近道は、自分が心の底に押さえ込んできた本音に少しずつ気付いていくことです。
一度きりの人生を悔いなく生きるためにも、自分が認めたくない弱さに少しずつ目を向けていきましょう。