思い込みが激しい性格を変えるための2つの方法

自分を変えたい
  • 思い込みが激しくて、よく失敗をしてしまう
  • すぐに「あの人は〇〇と思ったに違いない」と決め付けてしまう

思い込みが激しい性格だと、そんな自分が嫌になり、苦しくなりますよね。

 

本記事では、思い込みが激しい性格を変える方法について解説していきます。

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思い込みが激しい性格を変えるための2つの方法

結論から言うと、性格を変える方法は、

  1. 自分に対する強い思い込みを変える
  2. 今の人間関係を変える

この2つの方法を知り実践していくことが、思い込みが激しい性格を変えるためのカギになります。

1.自分に対する強い思い込みを変える

「性格が変わる」とは、すなわち「行動」が変わるということです。

 

たとえば、これまでの自分の行動が

  • 相手に嫌われたと思ったら、もう自分から挨拶をしない
  • 上司に確認せずに思い込みで仕事を進めてしまう

というものだったとします。

 

しかし、性格が変わることで、

  • 嫌われたと決まった訳じゃないから、挨拶をしてみよう
  • 上司に一言、確認することができるようになる

というように変えていきたいですよね。

 

性格を変える、すなわち行動を変えるには、無意識を変える必要があります。

無意識、すなわち潜在意識と行動の関係性については、下記のようになっています。

  1. 行動を変えるには、感情を変える必要がある
  2. 感情を変えるには、自動思考を変える必要がある
  3. 自動思考を変えるには、潜在意識を変える必要がある

 

そして、この潜在意識を変えるには、自分の無意識下の思い込みである「信念」を発掘して、変える必要があります。

思い込みが激しい性格を変えるには、自分の信念を知る必要がある

ここで言う「信念」とは、自分自身や他人を含めた、あらゆるものを自分がどう定義しているかという物事の見方のことです。

 

人はこれまで生きてきた中で体験したこと、知識として聞いたことなどを基に、「自分とは〇〇である」と自分の中で定義しています。

 

特に自分自身についての物事の見方は、幼少期の親との関わり方に大きな影響を受けています。

もし、

「自分は親から、特定の条件(褒められる行為をするなど)を満たした時でしか、受け入れてもらえないんだ」

と強く思った過去があれば、それを基に自分の信念は作られます。

 

つまり、幼い頃のまだ知識も判断力もない状態の中で、自分とはどんな存在なのかという定義を決めつけてしまっているんです。

たとえば、

  • 自分とは、相手に何かを差し出さないと、誰にも優しくされない存在だ
  • 自分の存在は、他人に迷惑をかけている

という物事の見方を持っていると、目の前の人の態度を自分の信念に合わせて解釈してしまいます。

 

その結果、目の前の人の態度が素っ気なかった場合、無意識のうちに

「私の存在が迷惑がられているのではないか」

という思考が生じてしまうという訳です。

 

この物事の見方の元となる「信念」とは、自分を苦しめるものだけではありません。自分を支えてくれるものも多くあります。

そのため、その自分を苦しめる信念を変えることが、思い込みが激しい性格を変えることにつながるわけです。

 

そして、まずは自分がどんな信念を持っているのかを把握することが大切です。

それは、これまでの人生で一度も意識したことがなくとも、「潜在意識下では信じている思い込み」というものが多くあるからです。

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2.今の人間関係を変えることで、性格を変える

性格とは

自分の周囲の人が、自分のことをどのように評価しているか

に大きく関わっています。

 

たとえば、周囲の人から

「あなたは優柔不断だね」

と何度も、もしくは多数の人から言われていれば、自分のことを

「優柔不断な性格」

だと思ってしまいます。

 

また、逆に

「あなたは決断力があるね」

と言う人に囲まれていれば、自ずと

「自分は決断力のある性格なんだ」

と思うようになります。

 

つまり、今の自分の性格というのは過去の人間関係の中で自分が思い込んできた結果なんです。

新しい人間関係の中に入ることで、これまでとは違う評価を自分に対して行う人たちに囲まれることになります。

 

それにより自分の性格の定義を変えることができるという訳です。

>>>真面目すぎる性格を直したい!原因を深掘りすれば、改善法が見える

「自分は思い込みが激しい性格だ」という思い込み

結論から言うと、自分は思い込みが激しい性格だということ自体が、実は思い込みの可能性が十分あります。

 

なぜ自分のことを思い込みが激しいと思ったかというと、恐らく

「これまでに何度も、もしくは一度の大きな失敗で心に大きな傷を負ってしまった」

からではないでしょうか。

 

つまり、自分のことを「思い込みが激しい性格」だと悩んでいる方の多くは、実際はそこまで思い込みが激しくない可能性もあるんです。

 

では、なぜ思い悩んでしまうかというと、先ほど述べた、自分独自の物事の見方である「信念」が関係しているからです。

自分のネガティブな信念の見つけ方

自分がどんな信念を持っているかを見つけるのは、なかなか難しい作業です。

 

ここで一つ例を挙げるとすれば、それは、

自分の調子が良い時と良くない時での考え方の違いを見る

ことです。

 

例えば、友人との飲み会に行くかどうか迷っている時、普段ならすぐに断るか、行くと決断できても、調子が悪い時は優柔不断になって決断できなくなってしまうことってありますよね。

 

この優柔不断になっている時、潜在意識下では

「断ったら嫌われてしまうかもしれない。自分とは、相手の意に沿わないと嫌われてしまう存在だから」

という、ネガティブな信念の一つが見えてきます。

信念を変えるには、信じていることと逆の行動をし続ける

信念を変えるためには、自分が強く信じていることと逆のことを意識的に繰り返し取り組んでいくことが効果的です。

 

例えば、

「自己主張しなければ、自分は他人から受け入れてもらえる」

という信念を持っていたならば、少しずつ少しずつ自己主張していくということです。

 

最初のうちは、とても抵抗が強いと思います。

しかし、どんなに小さなことでもよいので、自己主張を続けて、それが出来た時には、自分にご褒美をあげるようにします。

 

そうすると、少しずつ、自己主張することへの抵抗が減り、次第に

「自己主張しても、自分は他人から受け入れてもらえる」

と納得できるようになります。

 

これは行動療法の観点からも有効な方法の一つなんです。

このようにして自分の持っていた信念自体が変わっていけば、徐々に自己主張するという行動に変わり、結果的に

「自信を持った性格」

に少しずつでも変えていくことができます。

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