「周りの色々な人たちから、応援される人になりたい!」
世の中には、自分と同じように生きていながらも多くの人から支援され、精力的に活動できている人がいるものです。
ではそうした皆から応援される人たちと、そうではない人とでは、何が具体的に違うのでしょうか。
その答えは、
「自分が自然と応援したくなる人とは、どのような人物だろうか」
この問いかけの中に隠されているんです。
本記事では、周りから応援される人になる上で必要なことについて解説していきます。
周りから応援される人になるためには
多くの人たちから応援される人は共通して、他人との心のつながりを大切にしています。
「他人とのつながりって、なんか綺麗事なのでは?」
そう感じる人も少なくないかもしれません。
しかし人とのつながりを大切にするとは、ただ単に人脈を増やしたり、こまめに連絡を取り合ったりするということではありません。
これまでに出会ってきた人たちのことを想い、相手の心に寄り添って、一緒に苦難を乗り越えようとすることでもあるんです。
そして、こうした意識を持てるようになるためには、次のようなことを心がけていくことがカギになっていきます。
1.自分から先に他者に与えていく
人はみな基本的には「自分中心」で物事を考え生きています。
そのため心に余裕のないときほど、自分でも気が付かないまま、
「他人から何かをしてもらいたい」
そう強く望んでしまうものです。
- 自分の話をとにかく聞いてほしい
- あいさつは相手の方から笑顔でされたい
- 自分の努力や才能をきちんと認められて評価されたい
しかし、こうした気持ちが強い状態というのは、いわば精神的に受け身の状態です。
ただ他人に期待して待っているだけでは、なかなか良い人とのつながりも良い出来事も起こりにくいものです。
だからこそ、自分から積極的に相手に与える行動を起こせる人が、結果的に多くの人から応援される人になっていくわけです。
つまり意識的に、
- 自分から相手の話を聞く側に回ってみる
- 自分からあいさつをしてみる
- 自分から他人の頑張りを認めてみる
このように自分の方から先に他者に与えようと思える気持ちが、周りの人たちとの関係性に良い流れを生み出すことができるんです。
2.人の気持ちに寄り添うことを忘れない
自分に厳しい人ほど、無自覚に他人のことも厳しい目で見てしまいやすいものですよね。
- 「あの人は努力もせずに、弱音を吐いてばかりだ」
- 「あの人ばかり、いつも周りの人に助けてもらえて何だか不公平だ」
自分に厳しい人は、誰のことも頼らずに毎日を必死に頑張っているものです。
そのため他人に対しても、
自分の頑張りを基準にして、相手を低く評価してしまいがち
になるわけです。
しかし努力の限界値や心の傷つきやすさなどは、人によって大きく異なります。
多くの人から応援される人は、そうした人による「能力や心の感じ方の違い」を柔軟に受け入れられている場合が多いんです。
だからこそ他人の辛さ・苦しさにも自然と寄り添えるようになるためには、まず自分自身に対する厳しさを緩めていく必要があるわけです。
>>>自分に厳しすぎる性格を変える方法!必要なのはたった1つの経験
3.人生の辛さ・苦しさ・生きづらさが身に染みている
もし、これまでの人生の中で一度でも、
- 仕事や結婚などの人生のキャリアがうまくいかずに絶望している・したことがある
- 自分のことを誰からも理解してもらえずに、孤独と戦っている・きたことがある
こうした経験がある場合、もうそれだけでも人から応援される人の素質をもっていると言えるんです。
それは自分が悩み苦しんだ経験があるからこそ、他人の苦しみや辛さに本当の意味で共感して寄り添えるからです。
さらにこうした人は、相手が影ながら苦しんでいることにも気付きやすく、また具体的に、
- 何をしてあげることが、相手のためになるのか
- 何をしないことが、相手のためになるのか
このような相手本位に立って物事を考えられるために、自然と周りの人も応援したくなるわけです。
4.人は論理ではなく感情で動くものだと知っている
人は誰しも無意識に、自分が正しいと信じている「こうあるべきだ」という経験則やルールをもっていますよね。
- 「困ったときでも他人を頼りにせず、自分だけで解決すべきだ」
- 「たとえ気分や体調がノラない日でも、仕事や家事は完璧にきちんとこなすべきだ」
このような自分にとっての常識は、何十年と社会の中で生きる中で、それがいつの間にか「世間一般の常識」だと思い込みやすい傾向があります。
そのため、どうしても自分にとって当たり前の「常識」を、身近な他人にも押し付けてしまいがちになるわけです。
しかし多くの人は「こうあるべきだ」という正論ばかりを述べる人に、あまり好意を抱いたり惹かれたりはしないものです。
それは人間というのはそもそも、理屈や正論よりも、
「この人といると楽しいから、一緒にいたい」
など、感情を優先して物事を決めている場合がほとんどだからです。
応援される人というのは、理屈や正論、常識やルールを抜きにして、相手の気持ちを分かってあげられる特性をもっています。
たとえどれだけ正しいことを言っていたとしても、それだけでは人はその人のことを応援したいとは思わないものです。
応援される人は、いつも自分は「誰か」に支えられていることを忘れない
この社会の中では、人間は誰でもお互いに無自覚ながら、ほんのちょっとずつ支え合って生きています。
それは、
- ほんの少しの気遣い
- ほんの少しのあいさつ
- ほんの少しのお手伝い
- ほんの少しの感謝
これらが積み重なっていくことで、人は相手を信頼できたり、また相手から元気をもらったりできるものだと思いませんか。
たとえば朝から一日中落ち込んでいたとしても、誰か一人の笑顔のあいさつだけで心が救われるものですよね。
「自分もそんな、誰かをほんの少しでも元気にできる人になりたい」
そうした思いが多くの人を引き寄せる原動力になるわけです。
多くの人から応援される人とは言葉どおり、応援してくれる相手がいなければ成り立たちません。
そんな相手の心を満たせる存在になっていくためにも、まずは自分自身の心を十分に満たせるようになっていきましょう。