休日を楽しめない、人生がつまらなく感じる本質的な理由

今の生き方を変える
  • 友人と遊んでいても、なぜか「こんなことしていていいのか」と焦る
  • 特に何も成果がなく過ごす休日に充実感を感じない

 

せっかくの休日なのに、

  • ダラダラと家で過ごす
  • 友人と特別な目的もなく出掛ける

こういうことになぜか意味を感じられず、焦燥感を抱いてしまうことってありませんか。

 

本記事では、休日を楽しめない人が陥っている本質的な理由について解説していきます。

スポンサードリンク

休日を楽しめない、人生がつまらなく感じる本質的な理由

休日を楽しめない大きな原因の一つには、

「常に向上し続けていないと、不安な気持ちになる」

という感情があります。

 

「今のままの自分でいいんだ」という安心を感じていないと、休日を字のごとく心身を休めるために使うことに抵抗が生じます。

 

そして、

「遊ぶこと」 = 生産性のないこと

このように捉えてしまい、生産性のない活動をしている時間は有意義な時間ではないと無意識に感じてしまうことになるんです。

休日を楽しめないのは、自分が本当に求めているものから目を背けているから

ではなぜ休日を過ごすときでも、生産性のある活動ばかりに重きを置くようになってしまったのでしょうか。

 

それは、自分でも気付いていない無意識下で

「ありのままの自分では、誰も相手にしてくれない」

という思い込みを持ってしまったことから始まっています。

 

何らかの過去の出来事により、他者とのつながりを十分に感じられずに成長した場合、

「今の無力で役に立たない自分では、みんなに受け入れてもらえない」

という強烈な劣等感を抱いていることがあります。

 

そして、その劣等感を解消するためには、どうすればいいのかと考えた結果、

  • 良い大学に入り、良い会社に入りさえすれば
  • 仕事を一生懸命頑張りさえすれば
  • お金をより多く稼げさえすれば

そうすれば、

「周囲から認めてもられる、自分に自信を持てる」

と思い、そのために日々頑張り続けている人が意外と多くいます。

 

しかし、だからこそ、

「強烈な劣等感を解消するためには、休んでなんていられない!」

という無意識の焦りがあるために、自分に休むことを許せないんです。

 

つまり、本当に欲しいものは、自分に自信を持てた先にある「人とのつながり」だったはずなんです。

  • 良い大学や会社に入れば、みんなが自分を大切にしてくれるはず
  • 仕事を頑張れば、職場の人も自分のことを認めてくれるはず

 

そして、その目的のための手段としての「努力・頑張り」だったはずなのに、いつの間にか手段と目的が入れ違いになり、そもそもの目的が何だったのか忘れてしまっている。

それが休日を楽しめなくなっている一因なんです。

やる気が出ず、楽しめずに閉塞感に陥るのも当然の結果

頑張るモチベーションが、本当は人とつながるためだったのに、「仕事を頑張ること自体が目的」になってしまっている。

これでは、いつまでも報われないですよね。

 

だから、仕事がうまくいかなくなると、何のために頑張っていたのか分からなくなってしまうんです。

 

そして心の奥底では「このままでは、みんなから大事にされなくなってしまう」と思い込み、

遊ぶのではなく、さらに仕事などの生産性のある活動に力を入れよう

と頑張ることが悪循環につながっていることが考えられます。

 

その結果、仕事がうまくいかないと、全てが上手くいかなくなってしまうわけです。

>>>頑張ることに疲れた人へ。それでも自分に休むことを許せない理由

「いつも遊んでばかりの人」に生きるヒントが隠されている

休みの日になると、いつも必ずどこかへ出掛けたり、友人と飲んでばかりの生活を送っている「遊んでばかりの人」っていますよね。

 

では、そういう人と自分って何が違うのでしょうか。

遊んでばかりの人は、休日遊ぶための手段で仕事をしている傾向があります。

 

逆に、休日楽しめない人は、仕事をすることが目的化してしまっている傾向がある。

 

つまり、仕事でも休日でも「活動」の選択基準が

「楽しいかどうか」

「正しいかどうか」

この違いがあるんです。

>>>「義務感で生きる人生・生活」を変えるには、新しい解釈が必要

スポンサーリンク

自分の本当の気持ちに素直になれば、休日を楽しめる

  • 「仕事よりも楽しいことをしたかった」
  • 「本当はみんなの楽しい輪に入りたかった」

 

こうした心の声をきちんと聴くことができれば、どうしても休日を楽しむことができない本当の理由が、

これまで自分の中にある「今のままの自分では皆から受け入れてもらえない」という劣等感と向き合うことが怖かった

と少しずつ思えてくるのではないでしょうか。

 

「仕事などの生産性のある活動」という不安解消を優先してきたからこそ、いつの間にか、

「自分が何をすれば楽しいと感じるのか」

ということが分からなくなってしまっている可能性があるんです。

不安から逃げると不安がより増す

不安というのは、

向き合わずに目を背けると、より不安が増してしまう

ことが心理学で分かっています。

 

不安と向き合わずに目を背けることを「回避行動」と言います。

回避行動をしている間は、新しい感覚や価値観、思考を知ることが出来ません。

 

「新しくできた商業施設に行ってみようかな」

と、せっかく思えたとしても、すぐに頭の中で色々考えてしまい、

「でも疲れるかもしれないし、それで半日つぶれてしまうし」

と行くのをやめてしまう。

これこそが回避行動です。

 

しかし、これまでの経験だけで判断してしまっては、そこから抜け出せません。

実際に行動してみることで、実は楽しかったり、気分転換になったり、新たな趣味が見つかったりするものです。

 

楽しいことをやらないと、例え生産性のある活動をしたところで、気持ちの充電、リフレッシュにはなりません。

まずは自分がどのような不安から逃れようとしているか、確認してみましょう。

>>>「漠然とした不安」はなぜ起こるのか?その解消法について

生きるために仕事をしていることを思い出してほしい

そもそも、仕事をしている理由は「楽しい生活を送るため」のはずです。

  • おいしいものを食べる
  • どこかへ出掛ける
  • ゆっくり映画や本を読む

 

こんなゆとりある時間を過ごすために働いているはずなんです。

「自分は不安な気持ちから逃れることが、楽しむことよりも最優先事項になっている」

まずはそう気付くことが大切です。

 

人はいきなり変わることは難しいです。

なので、少しずつ自分の無意識下で生じている気持ちの正体を知っていくことから始めましょう。

>>>「頑張らない生き方」が分からず、苦しい人へ伝えたいこと

タイトルとURLをコピーしました