辛い気持ちを伝える時に「辛い」と言ってはいけない理由

人付き合いの悩み

自分の辛い気持ちを吐露しても深刻に受け止めてもらえず、傷ついてしまった

そんな経験を重ねると「もう誰にも自分の気持ちは言わないでおこう」と心を閉ざしてしまいますよね。

でも相手に理解されなかったのは、自分が甘えているからでも弱いからでもありません。

 

本記事では、辛い気持ちを伝える方法について解説していきます。

辛い気持ちを伝える時に「辛い」と言ってはいけない理由

辛い気持ちを伝える時にただ「辛い」という言葉を使ってはいけない理由、それは、

「辛い」や「苦しい」などの同じ感情の言葉でも、人によってその感じ方や捉え方が全く違う

という事実があるからです。

 

当たり前のことのようですが、意外と普段このことをきちんと意識出来ていない人も多いのではないでしょうか。

 

そのために多くの気持ちのすれ違いが生じている可能性があるんです。

>>>「自分の辛さをわかって欲しい」人が、実は本当に望んでいるもの

 

たとえば、同じ「頭痛がひどい」と言っても、人によって想像する苦痛度は違いますよね。

  • 頭が割れるほど痛い
  • 軽い痛みだが半日以上ズキズキし続ける
  • 頭の痛さより、痛みが続くことへの精神的苦痛が強い

 

そのため、耐えられない程の頭痛がする際、例えば、会社を休まざるを得ない時に、

「今日は朝から頭痛が酷くて辛いので休みます」

このような表現では、相手に誤解なく納得してもらえるかは正直、不安が残るのではないでしょうか。

辛い気持ちなどの心を伝えるのは、とても難しい

痛みや体の不調については、ある程度、皆が似たような体調不良を経験しているので、大まかにはその辛い度合いが伝わりやすくはあります。

 

しかし、心の感じ方については、それぞれ歩んできた人生が違うため、その言葉の意味するところの度合いを探りながら発言しないと、なかなか自分の辛さが伝わらないと思います。

 

たとえば、上司に対して

「取引先に一人で謝りに行くのがすごく不安で辛い」

という辛い気持ちを伝えたとします。

 

ある上司は、

  • 「誰だって謝罪に行くのは気が重いもの。そんなことでは困るなあ」

と捉えますし、別な上司は

  • 「不安って大げさだなあ」

と捉えたりする可能性もありますよね。

 

同じ「不安」という言葉でも、捉える深刻度は人によって様々だということを意識しておく必要があります。

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「辛い」「不安」などのフレーズに頼りすぎない

辛い気持ちを感じることが多い人生を歩んできた人は、何も知らない相手にその辛さを一つの単語やフレーズで伝え切るのは無理があります。

 

だからこそ、安易に「辛い」「不安」などの単語だけで自分の気持ちを伝えようとせずに、きちんと気持ちを言葉にしてみる必要があります。

 

たとえば、上司に対して

「取引先に一人で謝りに行くのがすごく不安で辛い」

という辛い気持ちを伝える場合には、下記のような要点をきちんと含める必要があります。

  • 年上男性に怒鳴りつけられるのが正直怖い
  • 過去に、過呼吸ぎみになったことがある
  • もし相手を納得させられなかった場合を考えるとすごく不安
  • 一人で上手く相手に説明できるかどうか自信がない

 

このように「不安」という言葉だけで終わらせずに、その不安な気持ちの深刻度を説明した方が、より正確に相手に伝えることができるわけです。

直接的な言い方より、ストーリを伝える

これは履歴書の自己PRでも言われることです。

 

たとえば自分の「粘り強さ」をPRしたい時に、

「私の長所は粘り強さです!」

とだけ言っても説得力がありませんよね。

 

相手に対して、

  • 「こいつは粘り強いかも」と思わせるようなストーリーを語る
  • 「自分にとっての粘り強さの定義」を語る

こういったことで相手に共感してもらえる可能性が高まるわけです。

どうすれば、より辛い気持ちを分かってもらえるのか

自分の辛い気持ちをきちんと伝えるためには、

  1. 相手を選ぶこと
  2. 先に前置きを言う
  3. 自分の思い全ては相手にはまず伝わらないという前提で話してみる

この3つを意識しましょう。

1.相手を選ぶこと

これは極めて大事なことです。どんなに自己表現が上手に出来るとしても、

  • 相手が初めから話をまともに聞かないような人
  • すぐに自分の話題に持っていくような人

 

こういった人には、辛い気持ち以前に何を伝えても共感を得ることは難しいでしょう。

まずは、

  • 誰に理解されたいのか
  • その人はきちんと話を聞いてくれそうな人なのか

を立ち止まって考えてみる必要があります。

 

また、不意に相手の方から

  • 「最近どう?」
  • 「疲れてるみたいだけど、何かあった?」

など話を振られた場合、

流れに乗って、「実は…」と相手を見極めずに話をしてしまわないよう心掛けておくことも、自分が不必要に傷付かないために大切なことです。

2.先に前置きを言う

「ちょっと話をただ聞いて欲しいだけなんだけど」

この前置きを初めに伝えることも大切な事です。

 

人によっては、ただ聞いて欲しい、ただ共感して欲しいだけの話に対して、問題解決のアドバイスをしたり、時には説教したりしてくる人もいます。

もちろん、善意で話をしてくれている分には良いのですが、初めにハッキリと上記の前置きを伝えてみるのも良いでしょう。

3.自分の思い全ては相手にはまず伝わらないという前提で話してみる

辛い気持ちを伝えるとき、苦しい思いをしてしまうのは、

話せば相手も分かってくれるはず

という期待がある場合です。

 

まずは自分の伝えたい思いの半分が伝われば良しとして、少しずつ自分の思いを言葉にしていきましょう!

>>>「自分の辛さをわかって欲しい」人が、実は本当に望んでいるもの

 

辛い気持ちを他者に共感してもらうことって、本当に難しいことです。

特に、気心の知れた友人など、

「この人なら自分の気持ちを分かってくれるはず!」

と思っていた人に理解されないことほど、ショックなことはないですよね。

 

自分の辛い気持ちを少しでも相手に分かってもらうためにも、丁寧な伝え方はもちろん、自分の中でまず、気持ちを整理することも大切なことです。

>>>一人で抱え込んでしまう人へ!一人で出来る悩みの整理法

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