「敵意帰属バイアス」は毒親育ちほど陥りやすい理由

人付き合いの悩み

他人のちょっとした仕草や態度にマウントされたと感じてしまう

「相手はワザとぶつかってきた」と感じやすい

日常で他人からの悪意を感じやすいと、それだけで苦しく疲れてしまいますよね。

 

本記事では、他人から敵意を感じやすいと悩んでいる方へ向けて、敵意帰属バイアスの原因とその克服法についてお伝えしていきます。

「敵意帰属バイアス」は毒親育ちほど陥りやすい理由

結論から言うと、毒親育ちの人ほど他人から敵意を感じやすい理由は、

誰に対しても無意識にパワーゲームを仕掛けてしまっている

からです。

 

敵意帰属バイアスとは、

相手の何気ない言葉や態度に対して敵意を感じやすい

このような傾向が強い、物事の捉え方のことを言います。

 

こうした敵意帰属バイアスの傾向の根底には、パワーゲーム思考が関係している可能性があります。

パワーゲーム思考とは

パワーゲーム思考とは、他人と自分の関係性をいつも

  • どちらが上か下か
  • どちらが優れているか劣っているか

このように常に「どちらが優位な立場なのか」を明確に分けてしまおうとする考え方のクセのことです。

 

このパワーゲーム思考を強く持っている場合、

  • 対人関係でイライラしやすい
  • 人に振り回されやすい
  • 他人から敵意を感じやすく生きづらい

こうした傾向が強くなりやすいんです。

 

また敵意帰属バイアスにより、本当に無意識に

  • 友人
  • 道行く人
  • 見ず知らずの店員

などあらゆる人に対して、人間関係を常に上下の関係で捉えてしまいやすい傾向があります。

 

その結果、人間関係において

  • 借りができた・できない
  • 相手の方が得している・してない
  • どちらが先にあいさつをしたか

などにこだわってしまい、相手に「バカにされた」「悪意がある」と苦しむことになってしまいます。

毒親育ちとパワーゲーム思考の関係性

では、なぜ毒親育ちが敵意帰属バイアスによりパワーゲーム思考に陥りやすいのかというと、それには

  1. 毒親は主従の人間関係しか認めないため
  2. 吐き出せなかった親に対する怒りが、他人に投影されているため

大きくこれら2つの原因が考えられます。

1.毒親は主従の人間関係しか認めないため

そもそも毒親育ちがパワーゲーム思考に陥りやすい原因の一つに

親との関係性がいつも上下関係、主従関係だった

ことが挙げられます。

 

主従関係とは

  • 親の言う事にいつも従わなければならなかった
  • 親の不機嫌の責任をいつも自分がとらなければならなかった

このような人間関係しか知らずに成長すると、「人間関係」というものに対して

自分が従う側になってしまうことへの強い恐怖心

これを無意識に持ち続けることになってしまいます。

 

それは自分が従う側になってしまえば、親に自分の意志や人権までもゆずり渡さなければならなかったからです。

その結果、その恐怖心から逃れるために、いつも目の前の相手に対して、「どちらが上か下か」を確認しようとしてしまっている可能性があります。

 

そして、人間関係を主従関係でしか捉えられない場合、逆に対等な関係というのが怖くなる傾向があります。

それは上下関係がハッキリしている方が、自分の身の振り方で迷ったり悩んだりせずに済むからです。

2.吐き出せなかった親に対する怒りが、他人に投影されているため

毒親育ちの人は、自分が本当は親に対して強い怒りを持っていることに気付けていない場合があります。

それは、毒親と言われる人の多くはダブルバインドという、子供の心を縛り付けるコミュニケーションをとってくるためです。

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その結果、毒親育ちの子供は親に対して言葉に出来ない不快感や怒りを、自分の心の内にため込んでおくクセがつきやすくなります。

しかし、そうした心の奥底に押さえ込んだ気持ちは、消えてなくなるわけではありません。

 

見ないふりをしてきた親への敵意が、些細なことをキッカケにして他人に映し出され「相手は敵意を持っているに違いない」と感じやすくなるんです。

敵意帰属バイアスを弱めるためには

他人から感じる敵意を軽くするために必要なことは、

本当は自分は何を恐れているのか

このことをしっかりと知ることです。

 

他人から敵意を感じやすいと、人と接することがとても苦痛なものになってしまいます。

しかし、実は他人に対して敵意を感じることにもメリットがあるんです。

それは、他人と心の距離をとることで、自分が傷つかないで済むというメリットです。

 

つまり、人と接して傷つくことを無意識下で恐れている可能性があるということです。

  • あいさつしても無視されるかも
  • 自分のことを話ても、分かってもらえず否定されるかも

そういった人間不信がそもそも敵意帰属バイアスのもとになっています。

 

まずはそのことに気づけるだけでいいんです。

そうすれば、少しずつ

実は他人は人間関係について「どちらが上か下か」にはこだわっていない

そう感じられてくるはずです。

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