「自分の本当の気持ち」が分からなくて苦しい
遊びの誘いから転職や結婚の決断まで、それを自分は
「したいのか、したくないのか」
という自分の心の声が分からなくて悩んでいませんか。
本記事では、自分の本音である心の声を聞くためのスキルと、自分を大切にするための方法について解説していきます。
心の声を聞くスキルを身に付けるには?
心の声を聞くスキルを身に付けるために必要なことは、
自分の心の中にある「不安な気持ち」を知ること
なんです。
自分の心の声が聞こえない大きな理由は、
不安な気持ちによって、心の声が聞けずにかき消されてしまうため
です。
なので、その不安な気持ちをきちんと特定することで、何が自分の心の声なのかに気付くことができるようになるんです。
心の声を聞けなくなる原因の事例
そもそも心の声とは、何かを思い浮かべた時に、最初に湧き上がった気持ち・感情のことです。
たとえば、学生時代の友人から久しぶりに連絡があり、飲みに誘われた場合、
「楽しそう!行きたい!」
とまず初めに思ったとき、それが心の声を聞くことができたということになります。
しかし、「楽しそう!行きたい!」と思った次の瞬間に、
- 「もし、他の友人らがみんな自分よりリア充だったたら、自分の事は話したくないかも」
- 「そういえば、今月お金の余裕があまりないんだった」
など、別の考えが思い浮かぶことがあります。
そういった思考により、不安な気持ちが沸いてくるわけです。
そして、
「もし〇〇だったら、どうしよう」
ということを考えれば考えるほど、不安な気持ちは強くなりますよね。
その心の状態で
「自分は本当は、友人に会いに行きたいのか、行きたくないのか」
を考えようとすると、
- 「もし、他の友人らがみんなリア充で成功してたら、自分のことは話したくないかも」
- 「けど、久しぶりに友人と話もしたい!行きたい!」
- 「今月お金の余裕があまりないんだった、どうしよう」
このように、色々な思考と感情・気持ちがごちゃ混ぜになってしまい、結局、
「自分はどうしたいのか分からなくなってしまう」
そうした状態が、「自分の心の声を聞くことができていない」ということになるんです。
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「他人にどう思われるだろうか」という不安が心の声を聞くことを難しくしている
また、ちょっと接するのが苦手な先輩から飲みに誘われた場合、
「あの先輩とは関わりたくない」
と思うことってありますよね。
しかし、次の瞬間に
- 「けど、断ったら嫌っていると思われるかも」
- 「嫌っていると思われたら、今後、仕事がやりずらくなるかも」
など、この場合も色々な思考や気持ちが沸いてくる場合がありますよね。
これは最初の心の声である「行きたくない!」という気持ちが、
「相手からどう思われるだろう」
という強い不安感により分からなくなっているということです。
孤独を感じている時、私たちの心は閉じている。
特に自分はどう見られているだろうかと思う時、心は警戒心を持って閉じている。
また、人は孤独を感じている時も同様に、自分の心の声を聞くことができなくなりがちです。
孤独なときは、無意識に他人に自分を合わせようとしてしまう傾向があるからです。
つまり、自分の心の声を聞くことよりも、他人の声を優先しがちになります。
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自分を大切にするということは、心の声を知るということ
きちんと自分の心の声を聞くためには、まず、
心の声をかき消している「不安な考え」に気付くことが必要なんです。
それに気付くことができれば、これまで色々な考えが浮かんでいたものが
不安からの考え
- 「先輩から嫌っていると思われたら仕事がやりずらくなるかも」
- 「どう振舞えば、悪い印象を持たれずに済むだろうか」
心の声
- 「あの先輩とは関わりたくない」
このように、「不安からの考え」と「心の声」とに整理でき、心の声に気が付くことができるようになるはずです。
もちろん、何にでも心の声にそのまま従った方がいいわけではありませんが、
- 「本当の心の声が分からない状態で、心の声に従わない」
ことと、
- 「本当の心の声が分かっている状態で、それでも心の声に従わない」
ことでは、大きな違いがあります。
多くの人は人生が終わる時になって、ようやく自分の心の声を聞くことになる
著書「死ぬときに後悔すること25」でも述べられていますが、多くの人は日々、自分の心の声に耳を傾けられていません。
そして、自分の人生の終わりが見えたとき、多くの後悔の念とともに心の声に気付く人が本当に多くいるそうです。
- 「仕事ばかり優先せずにもっと友人と遊べばよかった」
- 「他人に気を遣ってばかりいないで、もっと言いたいことを言えばばよかった」
- 「我慢して人付き合いなんかせずに、一緒にいたい人との時間を大事にすればよかった」
このような後悔は誰もしたくないですよね。
そのためにも、日頃から自分の心の声を書き消している「不安な気持ち」と少しずつでも向き合う時間をとってほしいと思います。
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