「誰かの役に立っていると直接感じられるような仕事をしたい」
一生懸命に頑張っているのに、誰からも必要とされていないと感じるのは苦しいものです。
本記事では、人から必要とされたいという気持ちが強い方へ向けて、その気持ちの解決方法についてお伝えしていきます。
人から必要とされたいなら、仕事では良い人をやめなければならない!
仕事では良い人をやめなければならない理由、それは今の時代、
「真面目で良い人は、すでに社会から必要とされていない」
からです。
ここで言う真面目で良い人というのは、
- 深く考えずにとにかく言われたことだけを黙々と頑張れば報われると思っている人
- 自分のことよりも他人を優先して、我慢し続けてしまう人
- 「我慢は美徳」と感じてしまっている人
本来はこのような、がむしゃらな努力ができる人は報われてほしいところですが、実際は報われないのが現実なんです。
そして、人から必要とされたいと思っている方の中には、
「仕事では多くの人が「真面目で良い自分」を求めている」
と思い込んでしまっている場合があります。
この思い込みが不幸の始まりとも言えるんです。
そして、ほとんどの人の場合、実際には必要とされていないのではなく、「必要とされたいという思いが満たされない」ことが問題の本質のはずなんです。
仕事で「必要とされたい」という思いが満たされない理由
1.「誰かの役に立っている」と感じられる仕事環境ではない
今の時代、仕事では基本的に「質」よりも「量や速さ」が求められています。
それは技術進歩により、ものづくりも事務作業も「質」の部分の多くをコンピューターが補っているためです。
また、人手不足も重なって、一人一人の仕事量が増えているため、より作業量とスピードが要求されています。
そして、真面目で良い人は、何でも仕事を引き受けて作業量をこなすことで短期的には必要とされやすい面もあります。
しかし、そこまで頑張ったとしても、長期的にはオーバーワークに陥ってしまい、自分の身がもたない可能性が高いんです。
さらに、真面目で良い人は仕事の「質」に力を入れてしまう傾向があります。
- 丁寧に
- 失敗しないように
- 少しでも工夫して
しかし、たとえ目の前の仕事を必死に頑張ることで一時的に「必要とされたい」という思いが満たされても、その努力は結果的に報われないことが多いということです。
そんなに頑張っても誰かに貢献できていると感じられないとしたら、少なくとも、その仕事や職場環境では今以上に頑張っても「必要とされている」とは感じられない可能性が高いと言えます。
給料も変わらなければ、それは頑張るほど時間当たりの給料が減ってしまうことにもなります。
それならその時間を副業に当てるなり、お金になる(=1人でも多くの人に必要とされる)使い方をするというのも一つの考え方です。
>>>何がしたいか分からない30代が、仕事を変える前にすべき2つのこと
2.自分を認めてあげることを「他人任せ」にしてしまっている
自分は自分の力で「何かを成し遂げられる」と思うことができないと、どうしても他人からの評価に頼ることになります。
その結果、
- 「今のままの自分では、誰にも必要だと思ってもらえない」
- 「自分には誰かに必要だと言ってもらえるような能力なんてない」
という悪循環に陥っている可能性があるんです。
仕事で実際に誰かの役に立っていて、人から感謝されているとしても、
- 「自分なんてまだまだだ」
- 「社交辞令で感謝したんだろう」
と、相手の言葉を自分が受け入れられなければ、「必要とされたい」という思いを満たすことは出来ないですよね。
そのため、実際に「誰かに必要とされたい」と行動を起こす前に、自分で自分を認めてあげることを少しでも意識して行っていくことがとても重要です。
>>>自分を好きになれない人へ。克服には「人が嫌い」を認める必要がある
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人から必要とされたい思いが強い人が今すべきこと
本記事の内容をまとめると下記の3点になります。
- 戦略のない「真面目で良い人」はやめる
- 今の職場が「努力が報われる場所なのか」を確認する
- 自分を認めてあげることを「他人任せ」にしない
そして、大切なことは
「今の自分でも実は十分に必要とされている」
ことを再確認することなんです。
もし仕事で必要とされたいという思いが十分に満たされていないと感じるなら、実は見ている人が違うのかもしれません。
もしかしたら、
「同僚の○○さんには必要とされていない」
かもしれないですが、
- 「最終的に製品やサービスを受け取るお客」
- 「別の部門、会社の人」
- 「後輩や先輩、上司」
など、必ず自分を必要としている人がいるはずです。
そして、もし自分が必要とされたいと思われたい相手の役には立っていないと感じるなら、それこそまずは、
「今の自分は最善を尽くしている」
ことを自分自身が認めてあげることから始めて行きましょう!