どうすれば「人生はあっという間」だと感じられるのだろうか
「人生は長い」と感じてしまうと時に
- 辛く苦しいときに希望が見い出せない
- 何もやる気が起きない
このような無気力な状態になってしまうことはとても苦しいことです。
本記事では、「人生は本当は短い」と実感するための方法についてお伝えしていきます。
「人生はあっという間」は本当なのか?実感できる2つの方法
本記事で紹介する、人生あっという間だと感じるための方法は、下記の2つです。
- 一生分のカレンダーを見る
- 理屈を知ることで、人生はあっという間だと感じる
後悔しない生き方をするためにも、人生は有限だと感じられることは大切なことです。
「人生の残り時間は限られている!」と感じることができれば、
- いま自分は精一杯、生きられているのか
- 自分が本当にやりたいことって何なのか
そういったことも見えてくるはずです。
1.一生分のカレンダーを見る
普段、何気なく見ているカレンダー。
それを自分が生まれた年から100年分を1枚のポスターにまとめたものとして、100年カレンダーというものがあります。
この100年カレンダーは見れば見るほど、
「自分の一生というものは、たった1枚の紙に収まってしまうほど短いものなんだ」
という現実を突き付けられる感覚になります。
現にこのカレンダーが原因で自ら人生を終わらせてしまった方が出たという噂もあるほどです。
自分の人生の本当の残りのカレンダーは何年分か
日本人の平均寿命は女性が87歳、男性が81歳(2018年、厚生労働省)と言われています。
そして、平均寿命とは別に、自分の力で健康に生活できるまでの年齢を表す「健康寿命」というものもあります。
この健康寿命は、平均寿命よりも短く
- 女性が74歳
- 男性が72歳
なんです。(2016年、厚生労働省)
これらを踏まえると人生の残りのカレンダーは、人によっては100年はおろか、50年以下になってしまいます。
つまり、この100年カレンダーの半分以下しか残りの人生はないんです。
この100年カレンダーはそうした残りの人生の少なさを目に見えるカタチで示してくれるものです。
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2.理屈を知ることで、人生はあっという間だと感じる
若いときと比べて、年を取るほどに1年をあっという間に感じるとはよく言われますよね。
これは心理学の分野で「ジャネーの法則」として知られていることなんです。
このジャネーの法則とは、かんたんに言うと
20歳のときに感じる1日、つまり24時間の長さは、
- 40歳では半分の12時間に感じ、
- 80歳ではさらに半分の6時間に感じる
こうしたことが体験談ではなく、きちんと心理学で法則になっているんです。
このジャネーの法則に当てはめると、
20歳のときに感じる1週間の長さは、40歳になると3.5日の体感になる。
これが年を重ねるごとに人生はあっという間に感じる理由なんです。
さらに、その原因もまた心理学で説明されているんです。
年を取るたびに初めての経験は少なくなる
人生があっという間に感じる大きな原因には、日常に大きな変化がなくなることが挙げられます。
これは毎日の生活に、初めてのこと・新しいことが少なくなると、それだけ時間を短く感じるためです。
このことは心理学では「知覚時間差異」と言われています。
理屈の上からも、物理的な時間と心理的な時間は違うということなんです。
苦しい人生ほど、時間を長く感じてしまう
大抵の人は、30歳も過ぎると仕事にも慣れ、私生活も安定してくるのかもしれません。
しかし、
- 仕事内容や職場の人間関係がひんぱんに変わってしまう
- 傷つきやすい性格で、いつも人と接するたびに心が揺れてしまう
こういった方はきっと多くの人と比べて、苦しい時間が長く感じられてしまうはずです。
そのため余計に「人生はあっという間」だと感じられず、ときに将来に希望を見い出せないときもあるかもしれません。
しかし、だからこそ、
- 100年カレンダーを眺めてみる
- 人生はあっという間という理屈を知る
こうしたことで、人生は思っているよりもずっと短いものなんだと気付いてほしいんです。
>>>一度きりの人生!自分らしく生きるための一歩を踏み出したい人へ
人生を後悔しないために今できること
人生がこれからもずっと続くと思うと、つい色々なことを先延ばしにしてしまいがちになります。
本当はやってみたいこと、前々から興味のあることがあったとしても
- 今の仕事が落ち着いたら、やろう
- 子供が成人したら、やろう
- お金が溜まったら、やろう
- 定年したら、やろう
そして、多くの人が人生が終わる間際に
「自分はやりたいことが全然できない人生だった」
と後悔してしまうんです。
そうならないためにも、いかに人生の終わりをリアルに実感できるかが、そのカギになります。
たとえどんなに辛い毎日だったとしても、終わりの日はきます。
たとえどんなに苦しい毎日だったとしても、終わりの日はきます。
これまで頑張って生きてきた人こそ、今できることは「人生はあっという間だ」という実感をもつことで
- 1つずつ嫌なことをやめてみる
- 1つずつ楽しいと感じることをやってみる
そのように一歩ずつ生き方を変えてみることです。
少しずつでいいんです!その積み重ねが必ず人生を良い方法へ向けられるキッカケになるはずです。