人生、ずっとうまくいかないことばかりで、もう疲れた
どれだけ頑張っても何もかもうまくいかない。
そうなれば、誰でも自暴自棄になったり無気力になったりしてしまうのは当然です。
本記事では、人生がうまくいかないと感じている人へ、その苦しみに陥っている原因について解説していきます。
人生がずっとうまくいかない人が陥っている「不器用な生き方」とは
人生がうまくいっている人って、どんなイメージがありますか。
- 毎日を楽しそうに生きている
- 自分がやりたいことを存分にやっている
- 日常の小さな幸せを感じている
上記のような人生に憧れて、
「自分もうまくいかない人生を変えたい!」
そう思っても、いきなり仕事やプライベートで大きな変化を起こすことは避けるべきなんです。
それは人生がずっとうまくいかないと感じている場合、そもそもある思考パターンに陥っている可能性があるからです。
その思考パターンとは、主に下記の3つです。
- 義務感が強い
- 何に対しても理想が高い
- 大きすぎる目標を目指してしまう
これらの思考パターンを持っている人に共通しているのは、自分に厳しいことです。
しかし、自分に厳しく生きていることに気付いていない方も多くいるんです。
人生がうまくいかないのは、やりたくないことばかりに時間を使っているから
自分に厳しいとは、言い換えれば、
「自分の本当の気持ちをないがしろにしている」ということです。
自分が楽しいと感じることや好き嫌いという感覚よりも、立派な自分でいることに人生の時間の大半を使ってしまう。
だからこそ、人生がずっとうまくいかないと感じてしまうんです。
1.義務感が強いと人生はうまくいかない
義務感を強く持っている人は、人生があまり楽しくないと感じているはずです。
それは毎日の行動を「やるべきこと」を基準に決めてしまっている可能性が高いからです。
たとえば、
- どんなに食欲がなくても、食事は3食きちんと取るべきだ
- どんなに具合が悪くても、とりあえず出社するべきだ
- 休日はただ楽しいことよりも、生産性のある役に立つことに時間を使うべきだ
また、このやるべきこととは「損得勘定」とも関わってくるものです。
- 嫌いな上司とも積極的にコミュニケーションしないと仕事に支障が出るかもしれない
- 友人との仲を保つために、誘いは断らないようにしなければいけない
このように義務感を優先した思考パターンでは、やりたくないことばかりになってしまいます。
義務感が強い人に足りない視点は「楽しむこと」なんです。
>>>「義務感で生きる人生・生活」を変えるには、新しい解釈が必要
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2.現実の自分を無視し、理想の自分を優先するからうまくいかない
完璧主義の思考パターンを持っている場合、何をやるにも自分に高いハードルを課している傾向があります。
- 体調が悪い日だったとしても、完璧に仕事をこなさなければならない
- 誰に対しても丁寧に誠実に接しなければならない
たとえ日常の小さなことでも、仕事の完成度や人付き合いの理想が高いと、結果的に
高い理想を達成できず、成功体験を積み重ねることができなくなってしまう
というわけです。
そうなれば、誰でも「自分の人生はずっとうまくいかないんだ」と感じやすくなります。
そんな人におすすめなのが「8割主義」という考え方です。
頑張らない方が人生うまくいく!?
著「すべてがうまくいく8割行動術」の中でも、この8割主義の重要性が述べられています。
幸福に感じるのは、それぞれの人間のセットポイント(設定値)のようなものに到達したか、超えたときです。
この幸福のセットポイントを、上げるのではなく、8割程度に下げると現状の中での幸福感で十分に楽しめるようになります。
生きるための哲学的な答えである「足るを知る」は、まさにそれを言っているのです。
より多く、より高いものを求め続けるのではなく、いまの中での求めるものを8割程度に下げてみればいいのです。
さらにこの著書の中では「頑張らないこと」へのススメも説いています。
幸福感を8割に下げろと言われても、なかなか難しいでしょう。
私たちはずっと「なんでも一生懸命やらなければならない」という教育を受けてきましたから、全力投球しないのは人間としてダメだと判断しがちです。
~略~
8割行動にするには、子供の時からの教育で叩き込まれた精神を変える必要があります。
ひとつは、「がんばらない」ということです。
がんばらないことが、これからの人生を楽しむライフスタイルです。
何でも一生懸命にやりすぎないことです。
実は完璧主義で理想が高い人は、生まれつき全員がそうだったわけではないんです。
どこまでの理想を求めるかは習慣によって変えることもできるんです。
>>>頑張らない生き方をしたい!それが今の時代を生き抜く術になる
3.最初から大きすぎる目標を目指している
人生ずっとうまくいかないことばかりだと感じてしまう理由には、他にも、
一つの目標に対して、途中に小さな目標を作らず行動する
ということがあります。
たとえば、
- いきなり「転職の成功」を目指す
- いきなり「結婚」を目指す
- いきなり「周りのみんなから好かれる」ことを目指す
このように最初から大きすぎる目標だけを目指してしまう。
これでは、せっかく、
- 最終面接までは行けたけど、落ちてしまった
- 良い人には巡り会えたけど、結婚までは至らなかった
といったことも、すべて「うまくいかなかった」という感覚になってしまいます。
だからこそ、やるべき行動は細かく分解することが大切なんです。
やることを細かく分解すると案外スムーズに進めることができたりするんです。
ずっとうまくいかない人生を変えるには、自分と向き合うことが一番の近道
仕事でも人間関係でも恋愛でも、どうしてもうまくやり遂げたいことって1つや2つありますよね。
もし、うまくいかないことで悩み続けているなら、それはその裏に「自分が大切にしたいもの」が隠れている可能性があります。
うまくいかないことで悩むというのは、うまくやらなければならない事情があるからなんです。
- 今の人間関係を維持できないと、仲間外れにされ孤立してしまう
- 今の仕事を完璧にこなさないと、職場の全員から「仕事のできない人」と思われてしまう
- 今の恋人とうまくいかなかったら、もう一生結婚できないかもしれない
どうしてもうまくやらなければならないと感じてしまうのは、恐怖心があるからです。
その恐怖心を少しでも軽くできれば、自分の人生への見方も少しずつ楽観視できるようになるはずなんです。
自分自身のことをより深く知ることができれば、その分苦しさも軽くしていけるはずです。