他人がうらやましい…今の自分に満足できない人に共通していること

不安な気持ちの対処法

「自分の周りの人はみんな幸せそうに見えてしまう」

「ネットやテレビでリア充な人を見ると、何でも自分と比べてしまい辛い」

いつも自分が持っていないものばかりに意識が向いていれば、そんな自分が嫌になってしまうのは当然のことです。

 

本記事では、他人がうらやましいと感じてしまう苦しさを軽くするための方法についてお伝えしていきます。

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他人がうらやましい…今の自分に満足できない人に共通していること

いつも「他人がうらやましい」と感じて苦しくなってしまう人に共通していること、それは、

自分だけの幸せの価値観

を持てていないことです。

 

それは言い換えれば、自分でも気が付かないうちに

「他人の価値観を、自分の幸せの価値観だと勘違いしてしまっている」

ということでもあります。

本当に心の底から他人がうらやましいのか

突然ですが、自分にとって「幸せな人生」とはどのようなイメージでしょうか。

  • 友人・仲間がたくさんいる
  • 結婚していて子供がいる
  • 充実した休日を送れている
  • おしゃれで広い家に住んでいる

実はこうしたイメージこそが、自分を苦しめている可能性があるんです。

 

それは「その幸せな人生のイメージに沿った生き方でなければ、幸せではない」と無意識に思ってしまいやすいからです。

意識しないと今は「他人が幸せそうに見える」時代

普段何気なく日常を送っているだけでも、テレビやネットニュース、SNSなど本当に様々なところから情報って嫌でも入ってきますよね。

  • 学生時代の友人が結婚したらしい
  • 芸能人の〇〇さんに子供が生まれたらしい

 

こういった年収や結婚、肩書、仕事の実績などの「見える化された情報」には、無意識に自分と誰かを比較させる力があります。

意図せずとも多くの情報に触れることで、結果的に他人がうらやましいという気持ちが強くなり、自分のことが嫌になってしまう可能性があるんです。

 

そして、こうした「自分を苦しめる幸せのイメージ」を持つキッカケの1つに、広告があります。

自分がいつも見ている情報は、果たして自分を幸せにしているのか

当たり前ですが企業が広告を出す理由は、新しいサービスやモノを購入してもらうためです。

 

そのため企業は広告を見た消費者に対して、ある意味いつも不足感や欠乏感、他人がうらやましいという思いを抱いてもらう必要があるわけです。

  • 「持ち家を持ってこそ家族は幸せになれる」
  • 「新しいスマホのカメラ機能なら、より楽しい思い出を記録できる」
  • 「今のあなたの年収は低すぎかも?転職したらもっと年収が上がります」

 

つまり極端に言えば、広告はその性質上、常に今の自分に不満を持たせることが1つのゴールになっていると言えるんです。

 

このように自分でも気が付かないうちに他人との比較をあおられていると、理想と現実とのギャップによってコンプレックスが生まれやすくなります。

  • 「結婚していない自分には価値がない」
  • 「友人がいない自分には価値がない」

 

それではこうしたコンプレックスを少しでも解消し、他人がうらやましいという苦しい思いを軽くしていくためには、どうすればよいのでしょうか。

そのためには、

  1. そもそも自分だけの幸せの価値観を持てていない原因を知ること
  2. 人生を上手にあきらめていくこと

この2つが重要になってくるんです。

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1.自分だけの幸せの価値観を持てなかった大きな理由

そもそも自分だけの価値観を持てていない大きな理由は、幼い頃に

「自分の感覚や価値観・意見などを、親に合わせなければならなかった過去がある」

ことが挙げられます。

 

たとえば、

  • 「親の機嫌がコロコロ変わったり、突然怒り出したりした」
  • 「自分が感じたこと、思ったことが親と違うと否定された」
  • 「自分自身が他人の不機嫌に対して敏感な気質だった」

このような関係の中で育つと、子供は「親という存在は、自分を無条件に守ってくれるもの」と心の底から信じることができにくくなります。

 

そのために、人から嫌われること、他人と対立することを極端に恐れやすくなり、どうしても他人に合わせる生き方をしてしまいやすいんです。

>>人に合わせる生き方をやめる方法

2.人生を上手にあきらめていく

「人生をあきらめる」というとネガティブなイメージですが、諦められずにいつまでも執着してしまうほど不幸なことはないはずです。

 

「自分にないものを持っている他人がうらやましい」

そう悩み苦しんでいる状態というのは、逆を言えば、

「自分は本当は、その他人が持っているものを得られるはず、得られたはずなのに

という諦めきれない気持ちがあるということになります。

 

努力によって自分にないものを得られる可能性があるなら、その諦めきれない気持ちは自分の心を支える原動力になるはずです。

 

しかし、努力ではどうにも出来ないことならば、その諦めきれない気持ちは自分を苦しめるだけのものになってしまいます。

これからの時代、これまで私たちが、「手に入って当然」と思っていた多くのものを積極的にあきらめることができる人、人生を半分、上手に諦めつつ生きていくことができる人だけが

――そして、残り半分で、こだわるべきことに徹底的にこだわり、譲れないところは決して譲ることのない人、そうした「あきらめてよいこと」と「あきらめてはならないこと」の区別ができる賢明な人、そうしたモノサシを「自分の内」に持っている人だけが――

心の満足を得られる時代になっていく。

著「人生を半分あきらめて生きてく

自分でも気付いていないだけで、人生を諦められていない人は数多くいます。

 

自分が持っていないものを少しずつ諦めるためにも、自分だけの幸せをはかるモノサシをつくることを意識するべきです。

>>>自分の芯がないと感じる人へ。ブレない意志と自信を育てる方法

上手に「他人がうらやましい」という気持ちを諦めていくためには

他人がうらやましいという気持ちを諦めていくには、いつも他人と自分を比較してしまう心理をしっかりと知った上で、

  • 「未婚で子供もいないけれど、自分には今の気ままな生活スタイルがある」
  • 「友人と呼べる存在はいないけれど、充実した一人の時間がある」

こうした自分だけの幸せの価値観を少しずつ発見していくことです。

 

世の中には本当に色々な価値観がありますよね。

  • 学歴こそが大切だ
  • 結婚して家族を養ってこそ、社会人として一人前だ
  • 実年齢よりも若くきれいに見えることこそ重要だ

このような価値観の基準を他人に合わせるとは、すなわち他者と接するたびに自分の存在価値がゆらいでしまうということにつながります。

 

そうすると誰かと接するたびに、優越感か劣等感のどちらかを常に感じ続けてしまうことなります。

それは余りに苦しいことです。

 

他人がうらやましいという気持ちは認めつつも

「自分は本当に心の底からうらやましいのだろうか」

そう自分自身に問い続けることで一歩ずつ自分だけの幸せの基準に気付いていきましょう。

>>>人並みの人生を諦めざるを得ない時…必要なのは諦め方を知ること

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