- 「一生懸命に仕事を頑張っているのに、なぜか職場で孤立して辛い」
- 「人望がなくて頼りにされず、辛い」
- 「なぜ他の人はあんなに楽しそうに職場の輪に溶け込んでいるのだろう」
本記事では、職場で孤立する人が陥りやすい考え方について解説していきます。
この記事を読むことで、職場で孤立してしまう理由と、孤立しないために出来る対策を知ることができます。
職場で孤立して辛い人に共通するのは、ある勘違いをしていること
その勘違いとは、
「仕事で結果さえ出していれば、孤立も解消されるはずだ!
だって、仕事をするために会社に来ているのだから」
というものです。
私も一時期、職場で孤立して辛い思いをしていた時期がありました。
- 一日中、笑顔になることはない
- 接する相手がみんな素っ気なく感じる
- 同僚などと業務とは関係ない雑談は一切しない
しかし、その当時の私は
「誰も仕事で成果を出すことなんて、求めていない」
ということに気付いていませんでした。
のちにその考えが非常識だったと知ったことで、私は徐々に孤立状態から脱することが出来ました。
本記事では職場での孤立状態から脱するために必要なことについてお伝えしていきたいと思います。
職場で孤立する人は、仕事で成果を求められていると思い込んでいる
職場で孤立する人は、1つ大きな勘違いしています。それは
「結局、結果さえ出していればいいんですよね」
と思い込んでいることです。
私も実際、
- 周囲がどんなに楽しそうに雑談していても、目の前の業務をきちんとこなす
- そして、いかに効率よく、正確に早くこなせるかにエネルギーを注ぐ
これが仕事をする上では最も重要なことだと強く思い込んでいました。
しかし、そんなこと実は誰も自分に求めてなんかいません。
それは、第三者視点に立ってみると見えてきます。
職場で孤立する人:上司の立場から見て
自分が自分の上司だと思ってみてください。
自分に部下がいる方はその部下を自分だと思ってみてください。
上司である自分が、部下に求めるものは成果でしょうか。仕事のスピードでしょうか。
おそらく多くの人が求めているのは、適切なタイミングでの報告や連絡、相談、いわゆる「ホウレンソウ」ではないでしょうか。
普段の何気ない会話から、業務上の疑問などを気軽に聞いたり教えたりできる関係性を築くことを、上司としては一番重視しているわけです。
職場で孤立する人:同僚の立場からみて
次に自分は、職場の同僚に対して、何か成果を出すことを期待していますか。
きっと一度も期待なんてしたことがないはずです。
それは、自分にとって、同僚が結果を出そうが出さまいが直接関係がなく、関心もあまりないからです。
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真っ先にリストラされるのは、職場で孤立し人望のない人
では、上司や職場の同僚は、自分に対して何を期待しているのでしょうか。
実際はなにも期待していません。
しかし、強いて言えば、一緒に仕事していて楽しい人であって欲しいと思っています。
そして、これは「人望のある人」とも言い換えることができます。
あなたなら、どんな人と一緒に仕事をしたいですか
時間給の仕事で求められることは、成果ではありません。
もちろん、最低限の求められる成果は出す必要がありますが、それが出来ていなければ、もうクビになっているか、別の部署に異動させられているはずです。
もし、社内でリストラや契約の更新をしない人を選別しなければならなくなったら、その時の判断基準は、成果より人望でしょう。
上司は成果より一緒に仕事したい人を残します。
例え、仕事ができる人でも、一緒に働きたくない人は職場にいて欲しくないし、他の人のモチベーションを下げることにもなりかねないので、残ることは出来ないでしょう。
それは上司に限らず、職場の同僚に好かれているかが大事だということです。
あなたなら、どちらの人と一緒に仕事をしたいですか。
Aさん
- 仕事熱心で作業の段取りも完璧だが、自分にも部下にも厳しく、少し話しかけにくい雰囲気があるが、社内のエースと言われている
Bさん
- たまに大きなミスをしたり、納期もギリギリだが、部下のミスにも寛大で陽気な雰囲気からいつも誰かと雑談していて、社内のムードメーカと言われている
つまり、極端に言えば、たとえ仕事だデキる人だったとしても、一緒に仕事をしたいと思われるような人望がある人を、会社の同僚は求めているということです。
職場で孤立しないためには
出来そうな時に、挨拶プラス一言
いきなり同僚とコミュニケーションしようとしてもハードルが高いですよね。
なので、まずは、挨拶の際に何か一言添えてみることから始めてみましょう。
- 「おはようございます。今日も暑いですね」
- 「ありがとうございます。いつも早くて助かります」
- 「お疲れ様です。明日もよろしくお願いします」
やはり、毎日の積み重ねが大切です。
仕事を一人で抱え込まないようにする
職場で孤立しやすい人は、仕事を一人で抱え込みやすくなります。
それは、適切なタイミングで上司に相談や報告をしにくくなっているからです。
小さなことから相談、報告を通じて、上司や同僚と接する機会を増やしていきましょう。
>>>一人で何でも抱え込んでしまう人へ!一人で出来る悩みの整理法
職場で孤立しないために、成果は求められていないことを意識する
意識しないとつい一人で頑張り過ぎてしまう人は、周りが見えなくなりがちです。
人望がなくて辛いという人も、
「周囲の人は誰も自分に成果を出すことは期待していない」
ということを、頭の片隅に置いておきましょう。
私は小まめに挨拶プラス一言をし続けることで、少しずつ孤立の状況が緩和されていきました。
同時に、周囲の人が私に成果なんて期待していないことも知り、驚きました。
職場によっては、厳しいノルマや成果を求められている環境もあるかもしれませんが、一緒に仕事をしていて楽しい人をまずは目指していきましょう。