自己主張できないという悩みの解決法|その裏に隠れているものの正体

人付き合いの悩み

「他人の目ばかり気になって、なかなか自分の意見が言えない」

「自己主張できない自分のことが嫌になってしまう」

自分の気持ちを「本当は言いたいのに言えない」ってとてもストレスがたまることですよね。

 

本記事では、自己主張できないという悩みの克服方法について解説していきます。

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自己主張できないという悩みの裏にあるもの

自己主張ができないと悩んでいる場合、無意識に「他者の期待」に応えようとしている傾向があります。

 

この他者の期待に応えるとは、

  • 上司が求めている「がむしゃらに頑張る部下」になろうとする
  • 恋人が求める「優しい人」であろうとする

このような他者に合わせた生き方をしてしまっているということです。

 

これでは何か自分が意見を言いたいと思ったとしても、

「この意見は、相手の期待に沿うものだろうか」

そう考えてしまい、その自己主張を抑え込んでしまいかねません。

 

つまり自己主張できないという悩みを軽くしていくためには、まず、

「自分は他者から、どんなことを期待されていると思っているのか」

このことをきちんと把握していく必要があるんです。

 

また、こうした他者の期待に応えようとしていると、逆に自分が他者に対しても、

  • 責任感のある上司であってほしい
  • 優しい恋人であってほしい

このような期待を無意識にしてしまっている可能性があるんです。

自己主張できない自分を変えていくためには

自己主張できないという悩みを和らげて、いまの自分を変えていくために必要なことは、

  1. 自分が「他人から期待されている」と感じているものは何かを把握すること
  2. 埋もれていた本当の自分の気持ちを知っていくこと

この2つを押さえていくことです。

 

他者から期待されているものを把握できれば、おのずと埋もれていた自分の本当の気持ちも見えてくるはずなんです。

自分の無意識のその行為は、誰が望んだものなのか

自分は一体、何を他人から期待されていると思っているのかを理解していくためには、

「自分が持っている不安な気持ち」

を探っていく必要があります。

 

たとえば、

  • 上司から残業してほしそうな空気を感じるため、残業を断ることに抵抗がある
  • 長文のLINEが来たから、同じくらいの分量の返信を期待されていると感じ、短い返事で済ますことに不安がある

こうした無意識に他人の期待に応えようとする「自己主張できない自分」には、どんな不安な気持ちが隠れているのでしょうか。

 

多くの場合、そこには自己主張することで、

  • 周囲から孤立してしまう不安
  • 相手から嫌われてしまう不安

など、自分が他人から拒絶されてしまう=存在価値が脅かされる不安が隠れています。

 

ではどうして自己主張すること自分の存在価値が、関連付けられてしまっているのでしょうか。

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自己主張できない根本の理由

自己主張が苦手な理由には、そもそも幼い頃から親の期待に応えようとしたことが大きな原因の一つと考えられます。

 

たとえば親が子供に対して、

発言や行動・考え方や価値観までを、過剰に自分の思い通りにしようとする

こうした親に育てられてきた場合、子供はその一方的な親の期待に応えざるを得なくなります。

 

そうした親の期待に応えようとする子供は、自分の欲求が分からなくなる傾向があります。

  • 本当は何が好きなのか分からない

  • 本当は何がやりたいのか分からない

  • 本当は今、どう感じているのか分からない

この結果、子供はいつも親の考えや気持ちばかりを気にして、自分の考えや感じていることがよく分からなくなってしまいます。

 

つまり自分でも気が付かないうちに、

「他者の感情を満たすことが、最優先の人生になってしまっている」

ということです。

他人の感情を満たしたい気持ちの裏には恐怖心がある

では、なぜ他人や親の期待にそこまでして応えようとしてしまうのでしょうか。

 

それは恐怖心によって突き動かされてしまっているからです。

  • 過去に親の期待に応えないとひどく怒られ恐怖を感じた
  • 自分の気持ちを優先したら、友人から拒絶されてしまった

こうした経験により心の底に恐怖が生じた場合、自分の本当の気持ちより他者の気持ちを優先するようになる可能性があります。

 

その結果、自分の気持ちよりも恐怖や不安から逃れることを最優先するようになってしまった、これが自己主張できない大きな原因の一つと言えます。

 

また、恐怖心により他人の目ばかりが気になるとき、実はそれは自分だけの妄想でしかないとも考えられます。

他人の目を気にしているとき、私たちはリアルの他人ではなく自分が抱えているプチトラウマや事情によって生まれた想像上の他人からの評価に怯えている

続「他人の目」が気になる人

つまり、本当は「他者の期待」なんて存在していないとも言えるんです。

 

そして、自分の意見を言いたいと思いながらも、自己主張できない人の大きな特徴は、

「他人に認められるために生きてしまっている」

ということです。

 

特にこのことに意識的に気付けていないと、頭では

「他人がどう思うかなんて関係なく、自分の言いたいことを言いたい!」

と思いつつ、心の底では

「他人に認められる範囲で、自己主張していきたい!」

と感じているという、矛盾に苦しむことになってしまいます。

誰も自分には期待していない

他人の目に縛られて自己主張できない人が知るべきことは、

「人は、自分以外の他人のことなんて関心がない」

ということです。

 

たとえ自分が「他者から期待されている自分」に一生懸命になろうとしても、他人はあなたがどんな意見を持とうとも、実は全く興味がないものなんです。

 

つまり不安や恐怖心から、想像でしかない他者の期待に応えようと自分を犠牲にする必要なんてないんです。

ただ、そう頭では理解できても、なかなか行動を変えていくことって難しいものですよね。

 

だからこそ、急に自分を変えようとしなくてもいいんです。

自己主張できない自分を変えていくためには、ゆっくりと自分のペースで、自分の中にある不安や恐怖心と向き合っていくことです。

 

たとえ少しずつでも自分の本心を見つめ直していけば、その分だけ必ず自分の心は成長して変化していくものです。

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