「これまでの人生を振り返ると、つまらない人生だったと虚しくなる…」
「残りの人生に、全く明るい希望を見い出せない」
実際、努力家でガマン強い人ほど、ふとしたキッカケで自分の人生に虚しさを感じてしまうものです。
しかし、これまでの人生がたとえ充実していなかったとしても、安心してください。
人間は誰でも、
「自分の人生をつまらないと感じてしまう本当の理由と原因」
をしっかり押さえることで、人生は何歳からでも生き直すことができます。
本記事では充実した人生を取り戻し、生き直すための方法についてお伝えしていきます。
つまらない人生だった…そう感じて虚しい人へ伝えたい「生き直し方」
自分の人生にむなしさや無意味さを感じ続けることは、あまりに辛く苦しいものですよね。
そんな状況でも、今日から充実感を味わえる人生に変えていく、生き直していく方法はあります。
それは、自分の心を満たす行動を増やしていくことです。
「何だかすごく当たり前のことすぎて、なぜ重要なのかがよくわからない」
そう感じる方が多いかもしれません。
心を満たす行動とは、「何気ない自分の心の声」を聞き洩らさずにしっかりと耳を傾けてあげるということです。
たとえば、
- 今日は体調が良くないから、仕事や家事はほどほどにしたい
- 朝から何となく〇〇をしたい気分だ
こうした自分の小さな心の声をスルーせずに生きることが、充実した人生を送るためには必要不可欠になります。
それは人間はみな、
「〇〇をしたい」
「〇〇はしたくない」
という感情を満たすことこそが、生きる原動力になっているからです。
「人生で一番楽しかった頃にやっていたこと」がカギになる
少しこれまでの人生を思い返してみてください。
いままで生きてきた中で、
- 毎日が最も充実していた頃はいつだったでしょうか。
- その頃にはやっていて、今はもうやっていないことがあるとすれば、それは何でしょうか。
おそらくほとんどの人にとって、それこそが自分の心を満たす行動だったはずなんです。
いま現在人生に充実感がないという人は、もしかするとこれまで何十年もの間、自分の心を満たすことよりも、
- 他人の心を満たすこと
- 不安な気持ちから逃れること
- 人から良く思われること
こうしたことを優先してしまっていた可能性があります。
これでは自分の人生をつまらない人生だと感じて当然です。
それではなぜ他人を優先して、自分は我慢ばかりの生き方をしてしまっているのでしょうか。
自分の心を満たすことよりも、大事にしてしまっていること
充実した人生を送れず悩んでいる人や無気力な毎日を過ごしている人には、ある共通点があります。
それは「自分はこうあるべきだ」という無自覚の思い込みが強いということです。
たとえば、
- 仕事はいつも全力で取り組むべきだ
- 自分の都合よりも、相手の都合を可能な限り優先してあげるべきだ
こうした思い込みは、そもそも自分の心の根底にある強い不安感や恐怖心によって作られている場合があるんです。
それは先ほどの例で言えば、
- 仕事はいつも全力で取り組まないと、上司や同僚から失望され、見捨てられてしまうに違いない
- 他人の都合を優先してあげないと、嫌われて孤立してしまうに違いない
このような自分を苦しめる思い込みを持っていると、いつも自分の心を満たすことよりも、不安や恐怖から逃れることを優先してしまいます。
そうした生き方を長い間続けていれば、ある時ふとしたことがキッカケで自分の人生を思い返した際に、
「結局自分の人生は、他人の目を気にした我慢ばかりのつまらないものだった」
そう感じてしまうわけです。
そして、こうした自分を苦しめる思い込みは、実は幼少期の親との関係性に原因がある場合が多くあります。
自分の気持ちより、親の気持ちを優先せざるを得なかった過去がある
「子供時代の親との関係性が、大人になった今でも人生に大きな影響を与えているなんて信じられない」
多くの人はそう思うかもしれません。
しかし、たとえば幼少期に、
- 親の意見や考え・価値観が「絶対」で、いつも合わせなければならなかった
- 何かを完璧にこなせたときしか、親から褒めてもらった記憶がない
このように俗に言う「条件付きでしか親から愛されなかった」場合、子供は自分の欲求を心の奥底に追いやって、親の心を満たそうとします。
また子供は基本的に親なしでは一人で生きていけません。
そのため、親から愛されないことは強烈な不安と恐怖を生むことになります。
つまり自分の気持ちを満たすよりも、親から愛されるという安心感を得ることの方が、人生の最優先事項になってしまうわけです。
そうして子供時代に身に付いてしまった生き方は、意識して変えようとしない限り、大人になってもなかなか変わることはありません。
>>>辛い人生を自分は望んでいる!?子は親を救うために「心の病」になる
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他人から見れば、あなたの人生は恵まれていてうらやましいものでもある
- 「周りの人たちは、みな充実した人生を楽しんでいるように見える」
- 「自分だけがつまらない人生を送っているようで、むなしく感じる」
人は誰でも他人の人生は充実していて、うらやましく見えてしまうものです。
そしてそれは同時に他人から見た「あなたの人生」もまた、充実した恵まれたものに見えていることにもなるわけです。
もし自分の人生はつまらないものだったと感じるなら、一度「これまでの人生」というものを色々な視点から捉え直してみてください。
- 仕事
- 家族
- 自由時間
- お金
- 健康
- 友人
多くの人はこうしたものの中で、充実していなかったものだけに注目して、
「自分の人生、全てが上手くいかなかった」
そう思い込んでしまいやすい傾向があります。
それはそう思い込むことで、自分が今からでも新しく人生を生き直すことから無意識に逃れようとしている可能性があるからです。
>>>人生に絶望しかない…生き疲れた人にこそ伝えたい立ち直る方法
つまらない人生は、今日からでも変えていける
- いまある自分の居場所を失ってしまうのではないか
- 人から見捨てられてしまうのではないか
こうした漠然とした不安感や恐怖心に負けずに、自分の心を満たす行動をとっていくのは、とても勇気のいることです。
しかしそれでも、
「どうして自分は不安感や恐怖心をもつようになったのか」
その理由を知っていくことで、少しずつ自分の行動は変えていくことができるものです。
「自分は心の中の「〇〇をしたい」という欲求よりも、「こうあるべきだ」という思考を最優先にして生きてしまっているんだ」
そう気付くことから人生は変えていくことができます。
何もしなければ、
「この人生に自分は本当は何を望んでいるのか」
それが一生分からないまま、漠然とした満たされない思いを抱え続けることになってしまいます。
だからこそまずは自分の心の声に耳を傾けてみることから始めていってほしいと思います。
一歩ずつ、少しずつでいいんです。
その積み重ねがいずれ自分の人生を肯定できる自信につながっていくはずです。