- 「すごい寂しさに押し潰されそうだけど、連絡できる友達がいない」
- 「スマホのアドレス帳は会社の人しかいない…。」
友達って、大人になるほど作ることが難しいものですよね。
本記事では、友達がいない寂しい気持ちの正体とその克服法について解説していきます。
「友達がいない…寂しい…」その気持ちを一人で克服する方法
寂しいという孤独感を一人で克服するには、
「友達がいない寂しい気持ち」の本当の正体を知ることから始まります。
突然やってくる「寂しい」という気持ちというのは、心が満たされていないために生じる、SOSサインとも言えるものです。
それは自分の「寂しい」という気持ちの裏には、
- 「誰かに必要とされたい」
- 「自分の気持ちを分かってもらいたい」
という切実な心の声があるからです。
こういった心の声は、自分の関心事や悩みごとに一区切りが付いたタイミングで、ふと気が付くことが多いようです。
- 大きな仕事に一区切りがついた、その週末にふと寂しさを感じる
- 悩んでいたことが解決して、ひと段落ついたとき、ふと自分には友達がいないことに気付く
そうした頭の中を占有していた悩みごとがなくなったときに、普段は気が付きにくい自分の気持ちに意識が向きやすくなります。
そして、このタイミングで気が付けた今こそ、自分の「寂しい」という気持ちの裏にある本当の気持ちとしっかり向き合うチャンスなんです。
ここからは「友達がいない寂しさ」という気持ちの本当の正体である、2つの気持ちについて詳しく見ていきます。
誰かに必要とされたい
友達がいないことへの寂しい気持ちの裏には、同時に「誰かに必要とされたい」という思いが隠れている場合があります。
誰かに必要とされたい思いとは、たとえば、
- 仕事で頼りにされたい
- 多くの人に感謝される存在になりたい
そして、その誰かに必要とされたい思いの裏には、
- 「必要とされる存在でなければ、自分に価値を感じられない」
- 「必要とされることで、自分を肯定したい」
という別の思いが隠れていることが多いんです。
これは他人に自分の存在を認めてもらうことで、自分に自信を感じたいとも言えるものです。
本当は寂しいというより、
「自分を必要としてくれる人がいなくて寂しい」
と言った方がいいのかもしれません。
しかし、少しずつでも自分で自分を認めてあげられるようになれれば、この友達がいない寂しい気持ちも軽減していけるはずなんです。
>>>人から必要とされたいなら、仕事では良い人をやめなければならない!
自分の気持ちを分かってもらいたい
「友達がいない寂しい気持ち」の裏にある、もう一つの気持ちは、
「自分の気持ちを分かってもらいたい」
という思いです。
これは、
- 「誰かと自分の気持ちを共感し合いたい」
- 「自分の気持ちを吐き出せる友達がいなくて寂しい」
と感じている思いとも言えるものです。
この自分の気持ちを分かってほしいという思いが強い人ほど、友達がいない寂しさを強く感じる傾向があります。
しかし人は誰しも、他人の気持ちを100%理解するのは不可能なことです。
自分の気持ちを少しでも理解してもらえたら、かなり良い方と言えます。
そのため自分のことを分かってほしいという気持ちが強いほど、「分かってもらえない」という気持ちも強く抱きやすくなってしまいます。
また過去に「分かってもらえなかった」という傷つき経験をしていると、無意識に
「どうせ誰も自分の寂しい気持ちなんて理解してくれない」
という思いに囚われてしまい、自分から人間関係の中に入っていこうと思えなくなってしまいます。
そうすると、
- 「友達がいないって、やっぱり寂しい」
- 「友達が出来たとしても、自分のこと分かってもらえなかったら、辛い」
という2つの思いに葛藤し続けることになってしまいます。
そのため、まずは、
「自分はどうして他人に対して、そこまで分かってほしいという気持ちが強いのか」
と自分の過去を探ることが、寂しい気持ちの緩和につながっていくはずです。
>>>「自分の辛さをわかって欲しい」人が、実は本当に望んでいるもの
寂しい時に、無理やり友達を作ろうとするのは逆効果
「気軽に連絡をとれるような友達はいないし寂しいから、SNSなどで友達探しでもしてみよう」
こんな風に何か行動を起こしてみようと思えるってすごいことです!
しかしながら、せっかく行動するなら、自分の中の「友達がいない寂しさ」という気持ちと少しでも向き合ってからの方が、効果的です。
それは、寂しさを埋め合わせすること自体が目的で行動してしまうと、
- 「相手から自分はどう思われるか」
- 「こんなことを言ったら、嫌われてしまうんじゃないか」
などを気にしすぎてしまう可能性があるからです。
その結果、相手に振り回されたと感じてしまい、
「誰も自分のことなんて分かってくれない」
という気持ちがより強くなってしまいかねません。
寂しいという気持ちの正体ときちんと向き合うことができれば、寂しい気持ちに押し潰されてしまうことも軽減できるはずです。
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「友達がいない寂しい気持ち」は友達には解決できない
自分の中の友達がいない寂しい気持ちは、誰か友達をつくり一緒にいることで克服できるようなことではありません。
世の中には、たくさんの友達とただ一緒にいるだけで、表面上の寂しさを紛らわしている人は多くいます。
もし友達さえいれば、その寂しい気持ちがなくなったとしても、何かの理由でその友達と疎遠になったりすれば、また友達のいない寂しい気持ちはやってきます。
この友達がいない寂しさときちんと向き合うことができれば、一人でも寂しい気持ちは克服できます。
そして、自分で自分を支えられるようになった時、自然と友達はできるようになるはずです。