「自分の適職が何なのか分からず、長年悩み続けている…」
いくら自己分析をしてみても「自分の適職は何か」という答えって、なかなか見つからないですよね。
本記事では、INFPの人が無理をしない働き方・生き方を見つける方法についてお伝えしていきます。
INFPの人が適職を見つけるためには
INFPの人が、自分に合った適職を見つけるためには下記の2つを押さえることが重要です。
- 自分のINFPとしての特性をより深く知ること
- 自分は「仕事に自己実現を求めている」と気付くこと
少数派であるINFPの人が適職を見つけにくい大きな理由の一つは、世間一般の常識や価値観をそのまま自分に当てはめてしまっていることが挙げられます。
それはどんなに自分に興味や得意なことがあっても、実際に仕事をする上で、
自分が理想とする働き方
と
社会に求められる働き方
との間に大きなギャップがあるからです。
INFPの人は社会的にも少数派のため、どうしても生きづらさを感じやすいものです。
>>>【INFPで生きづらい人へ】生きる希望をもつための3つの方法
それではINFPの人は、どんな理想や価値観を持っている可能性があるのでしょうか。
INFPの人に多い「適職を見つけにくくしている」もの
「お金のためだけに働く」と割り切ることが難しい
多くの人にとって、仕事とはお金を稼ぐためにするものですよね。
そのため大半の人は仕事を探す上で、
- できるだけ楽にできる仕事
- 同じ時間の中で給料が高い仕事
- 正社員、公務員など安定性がある仕事
こうしたことを優先して仕事を選びます。
しかしINFPの人にとっては、仕事はただお金を稼ぐためだけのものではありません。
INFPの人は働いて得られる金額や待遇よりも、社会の中で適職に就いて働くことで、
自分の存在価値を確認したい
有能感を得たい
こうしたことを仕事を通じて感じたい、得たいと無意識に期待している場合が多くあります。
つまり、INFPの人は仕事というものに対して、お金という報酬以外のものを求めてしまっているんです。
働くことを通じて自己実現したい思いが強すぎる
INFPの人の中には、無力感や自己無価値感を強く抱えやすい人が一定数います。
そのため普段は意識せずとも、強いストレスがかかったり心に余裕がなくなると、
- 自分とは何者なのか
- 自分で自分を守れないのではないか
- 自分は社会の役に立てず居場所を失うのではないか
という漠然とした不安に襲われやすくなります。
>>>何もできない自分に悩み、無力感で自信が持てない人へ伝えたいこと
だからこそ、人生の中で大半の時間を占める「働く」ということの中で、
- 何かしらのスキルを身に付けたい
- 誰かの役に立ちたい
- 代わりの効かない人材になりたい
- 意味のある仕事をしたい
こうしたことを通じて自己実現をしたい、そのために適職に就きたいという思いが強い傾向があります。
これはつまり、
- 自分に力を感じたい
- 居場所がある安心感を得たい
- 自分の存在価値を得たい
- 自分が何者なのかを知りたい
という思いが、人一倍強いということです。
そのためINFPの人は、自分自身でも気が付かないうちに自分の適職というものを
適職 = 完璧な自己実現ができる仕事
という定義にしてしまっていることが、自分に向いている仕事探しを難しいものにしている大きな原因なんです。
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自分に向いてる適職に就けたら自己実現できる!?
なかなか自分の適職が見つからない、分からない人が陥りがちなことがあります。それは
「会社員として働く中で、自己実現をしたい」
という思いを持ってしまうことです。
なぜかというと、会社員に求められることは「会社の目標や指示に従って行動すること」だからです。
一方で、自己実現とは「自分自身で目標を決めて、自分の意志で行動すること」です。
つまり会社員として勤める中で自己実現をしようとすれば、必ず気持ちが満たされない思いをすることになるわけです。
しかし、それに気付けないと、
「いまの仕事や会社は自分に合っていないのではないか」
と悩み続け、ずっと適職探し・天職探しをすることになってしまいます。
INFPの人がこだわるべきは「失敗することを自分に許すこと」
INFPの人は、日常的に多くの時間を思考の世界の中で生きている傾向があります。
それは現実の世界に対して、多くの漠然とした不安を感じやすいからです。
- いつ急に人から怒られたり嫌われたりするか分からない
- 自分の意見や気持ちを不用意に出すと、人から否定されるかもしれない
そのため、INFPの人は幼い頃から下記のような特性を持ちやすくなります。
- 他人と深く関わらないことによって、自分を守ろうとする
- 現実世界よりも思考(空想)の世界で自己を実現しようとする
こうした特性を持つに至った原因には、実は他人に対する依存心が隠れている場合もあるんです。
>>>もう誰とも関わりたくない…辛い人ほど実は他人への依存心が強い!?
また、思考の世界に浸かりやすいと、現実世界で行動を起こすこと・チャレンジして失敗することを過度に恐れすぎてしまいます。
それによって転職に対しても、
- 「一度たりとも絶対に転職を失敗できない」
- 「何としても自己実現できる適職を見つけなければ」
と自分を追い詰めやすい傾向があるんです。
「適当に人生を生きること」ができないからこそ、多くの経験が必要
INFPの人は物事の本質を見極めて分析し、本当に意義のある生き方や行動をとれるという強みを持っています。
しかし、その強みが逆に
「自分が納得できるまで、何事も行動に移すことが難しい」
という欠点になっているのも事実です。
誰しもが、一度の転職で自分に合った適職に巡り合えることはありません。
色々な経験を積まなければ、見えてこないことも多くあるからです。
だからこそ転職してみて、もし合わないとなれば「なぜ合わなかったのか」を分析したのち、また仕事を変えることも十分ありだと思います。
まずは自分がINFPという、世の中の少数派であることを自覚することが大切なんです。
「自分は多くの人と同じ生き方・働き方では、心身に負荷が大きすぎるのかもしれない」
そう自分の特性を受け入れていくことが、自分なりの適職を見つける大きな一歩になるはずです。