
何か満たされない気持ちがある。
どうすれば人生を変えられるのか分からない
本記事では、人生を変える方法について解説していきます。
今の日常から抜け出して、人生を変えたいと思っている方の中には、
「具体的にどう人生を変えたいのかも、よく分からないけど、とにかく変えたい!」
という場合も多くあると思います。
しかし、そういった方も実は、「変えたい人生のイメージ」を持っているのではないでしょうか。
- 今の会社を辞めて、転職したい
- 結婚して家庭という居場所がほしい
そういった理想に近づくための一歩を踏み出す方法さえ知ることができれば、人生は変えることもできるはずです。
人生を変える方法!あと一歩が踏み出せない原因とは?
例えば、「転職をしたい」「婚活をしたい」と薄々思っていても、行動に移す決断ってとても大変ですよね。
なかなか決断ができない原因は主に3つ考えられます。
- 誰しも「自分の判断が間違いだった」と認めたくない
- 決断ができない原因は、人間が得より「損をしたくない」生き物だから
- 最も脳を酷使させる行為、それは「決断すること」
そして、そのための対処方として、
- やる項目を細かく分解してみる
- 「こうなったら、やめる」というルールを決めておく
という対処法があります。
人間に限らず生き物は現状維持を得意としています。
なので、現状を維持しようとする心理の部分をしっかりと把握することで、変化への一歩を踏み出しやすくなるんです。
まず、やるべき項目を細かく分解してみる
まずどこから何を始めればいいのか分からず、結局何もできなかった経験ってありませんか。
実は大きな枠組みで物事を考えようとしてしまうと、脳はその変化の大きさに圧倒されてしまい、動けなくなります。
そのため、行動を起こしやすくするためには、
「やるべきことを細かく分解して具体的な行動に落とし込むこと」
が必要なんです。
例えば、転職したいと思っている人で「転職用の履歴書を作る」場合、
- 「どんな企業の求人があるのか調べなきゃ」
- 「自己PRってどう書けばいいのかな」
- 「せっかく内容考えたのに、用意した履歴書の欄に収まらない!」
このようになって、結局、履歴書を作ることすらできない人って意外に多いと思います。
そこで、例えば以下のように行動を分解しリストアップします。
- 「転職用の履歴書のフォーマットを探す」
- 「フォーマットを1つに絞る」
- 「証明写真を撮る場所の候補を調査する」
このように、行動を始める前に、手順を細かく分解して整理しておくんです。
そうすると、小さな労力で行動できるようになり、これを積み重ねることで、
「履歴書を作成できた」
という大きな行動になります。
まず行動は細かく分解して小さく始めることが、人生を変えるコツになります。
「こうなったら、やめる」というルールを決めておく
自分では決断に感情を挟んでいないつもりでも、感情を抜きにして決断することはとても難しいことです。
そのため、感情を挟まず悩まずに決断する方法は、決断の条件を前もって決めてしまうことです。
例えば、
- 今の仕事をあと1週間頑張ってみて、それでもストレスが続いていたら、転職サイトに登録だけしてしまおう
- 失敗してもいいから、一度だけ婚活パーティーに参加してみよう
大事なことは「やっぱり、どうしようかなあ」などと
- 感情を挟まず
- 例外を作らず
- 機械的に実行する
ことです。
人生を変えるためには、きちんと期限や回数などの数値を条件に入れておくことが重要となります。
なかなか人生を変えることができない理由
誰しも「自分の判断が間違いだった」と認めたくない
「サンクコスト」という言葉をご存知でしょうか。これは
「これまでに費やした費用や時間などを、現在の意思決定の判断材料にしてしまう」
という経済学などで使われる言葉ですが、日常生活で誰もが遭遇するものなんです。
例えば、
- 今のパートナーとは最近ケンカが多い。けど、五年も一緒にいたのに別れたら、これまでの時間が無駄になってしまう
- 数万円もしたキャリーバッグ、もう使わないけど、捨てるのもちょっと。。。
- 別の仕事に挑戦したいけれど、10年積み上げてきたキャリアを今さら捨てて転職なんて出来ない
どれも、もったいないという気持ちに近いですね。
しかし、この「もったいない」を判断材料にしてしまうことが、人生を変える上での大きな壁の1つになるのです。
人間は、得より「損をしたくない」生き物
もうこれ以上続けても仕方がないと分かっていても、踏ん切りをつけることって難しいですよね。
その理由は 感情です。
行動経済学の研究では、「損をすること」は「得をすること」の2倍近いインパクトがあることが分かっています。
例えば、突然、何かのキャンペーンで1万円分のポイントをもらうよりも、
ある日気付いたら、期間の定めがあると知らずに1万円分のポイントを失効したことの方が インパクトが倍だということです。
元々、誰しもが合理的な判断を下すことは難しいということが経済学的にも証明されているんです。
人生を変えるって、ものすごく失敗(損)する確率が高いと感じますよね。
つまり、意志の力とは関係なく、人生は変えることが難しいようになっているとも言えるんです。
もっとも脳を酷使させる行為、それは「決断すること」
「どうしよう」と悩むことこそが、1番エネルギーを消費する行為です。
そして、疲労してくると、人は決断することを放棄したくなります。
あのApple社の元CEO 故スティーブ・ジョブズ氏も、このことを知っており、
毎日同じ黒のタートルネックにジーンズを着ていた話は有名ですよね。
服装に限らず、
- 今日の夕飯は何にしよう
- 今度の遊びの誘いの返事、どうしようかな
など、どんなに小さな事でも、決断が積み重なることによって脳は疲労します。
それにより、本当に重要な決断を先送り(=決断を放棄)にしてしまいやすいんです。
そうならないためにすべきこと、それは「感情で決断しない仕組み」を作っておく ことです。
自分の意志の力に頼らないことが、人生を変える近道
「自分なら、やめる条件なんて設定しておかなくても、こんな状況だったら、すぐに辞めれるよ!」
私は以前、そう思っていました。
しかし、いざ、その問題が自分に降りかかってくると、あれこれ考えてしまい、決断が先延ばしに。。
人間の意思の力は、感情によって簡単に無力化されてしまいます。
「考える」と「悩む」の違い、それは
人生を変える決断をするためには、「考える」と「悩む」の違いを押さえておくとよいです。
- 悩む: 具体的な判断基準を持たずに答えを出そうと思考すること
- 考える:具体的な判断基準に沿って答えを出そうと思考すること
つまり、2つの違いは
「思考の前に、思考する目的を定められているか否か」
ということです。
例えば、悩むとは
- 「人間関係がストレス!もう本当にイヤだ!」
- 「けど、せっかく正社員の職に就けたんだから、簡単には辞められない!」
- 「それに、そもそも他にやりたいことがない」
など、現状が辛くて、辞めたい気持ちが日々募るけれど、
- どうすればいいかわからない
- 踏ん切りやタイミングが付かず、モヤモヤした状態で八方塞がりに陥ってしまう
という状態のことです。
私もそんな悩みを抱えていた一人で、以前は「考えるだけ」で終わってしまっていました。
その原因は「考えるだけで行動に移せなかったから」です。
意志の力を過信することなく、「悩んだらルールを決める」はとても重要です。
環境が変われば、人生は本当に変わる?
人生を変えるために、「何かをやめる決断をする」ことも、もちろん大切ですが、ここでは一度、
「その決断が報われるものになるのかどうか」
を、改めて考えてみてほしいんです。
例えば、今の職場環境が
- 会社の慣習が古い
- 意外と肉体労働が多い
など業務内容が嫌なら、そこに関しては転職という行動を起こすことで、業務内容を変えられれば、解決する可能性があります。
しかし、人間関係がストレスの主因だと、転職して環境を変えても、いずれまた同じような問題にぶつかる確率が高くなってしまいます。
人生を変えるための行動を起こす前に
「本当は自分は何が嫌なのか」
を掘り下げてみることも、とても大切です。
人間関係が悩みなら、一度自分と向き合うことで「見えてくるもの」がある
人間関係でストレスを抱えている場合、ただ環境を変えても、恐らくまた同じような人が現れてしまいます。
これは私の経験談でもあります。
その理由は、「そこに自分が大切にしている価値観の問題」があるからです。
もし、業務内容に不満があって転職したくても、なかなかすぐに行動に移すのは難しいですよね。
私の場合は、やりたい職種はあったのですが、
- 「未経験だし、今の給料や待遇維持できる保証はないし、転職ってどうやるの」
- 「フリーランスも興味あるけど、それで飯食ってくにはどうすればよいのか」
など、今までサラリーマンになる世界しか知らないため、他の生き方が想像つかないことが行動できないことの一因となっていました。
人生を変える方法とは、何か魔法のようなものがあるわけではありません。
「どうすれば人生が変わるのか」
自分は、実はその答えにしっかりと気付いているはずです。
そのために行動を起こす少しの勇気と方法を知らないだけなんです。
最初の小さな一歩から、人生は大きく変わっていくはずです!