喜怒哀楽の感情をコントロールするために押さえておくべき事

自分を変えたい

ちょっとしたことで気持ちが大きく浮き沈みしてしまいませんか。

本記事では、自分の感情をうまくコントロールするために、知っておくべき感情が生じる仕組みについて解説しています。

そもそも自分の感情が生じるメカニズムを把握しておくことで、なぜ今、自分は感情的になっているのかを冷静に考える余裕が生まれます。

喜怒哀楽の感情をコントロールするために押さえておくべき事

それは、感情とは身体や思考の反応の結果だということです。例えば、

「他人のヒソヒソ話が聞こえた時、自分のことを冷笑していると感じて、辛くなった」

という出来事については、以下の流れで反応が起こっています。

外部刺激

他者のヒソヒソ話す声

身体反応

心拍数が上昇、胸が苦しくなる

思考

「自分のことを冷笑しているに違いない」
「自分は笑われるような存在なんだ」

感情

悲しい、劣等感、憂うつ感

行動

その場を急いで離れる

 

ここから、それぞれの関係性について説明していきたいと思います。

感情は思考から生まれる

感情は必ず、何らかの出来事を頭で「解釈」した結果、生まれるものです。

先ほどの例で言うと、「自分は笑われるような存在なんだ」と解釈したことによって、「悲しい」という感情が生じるわけです。

「じゃあ、何が起きてもネガティブに捉えさえしなければ良いのか」

と言うとそう簡単にはいきません。

意識して考える思考以外に、人間には「自動思考」という、自分の意志とは関係なく浮かんでくる思考のクセがあり、それを押さえておく必要があります。

思考は身体反応から生まれる

「嫌なことがふっと脳裏に現れて頭から離れない」ということがあります。

これは理由もなく突然生じているわけではありません。

主にネガティブな思考が浮かぶ前には、身体反応が先に生じています

先ほどの例で言うと、「心拍数が上昇」「胸が苦しくなる感覚」が先にあり、それによって、過去の嫌な思いが蘇るわけです。他にも

  • 身体がダルい
     → 「会社に行くのが億劫だなあ」
  • 心臓がドキドキする
     → 「緊張しているのかな」「もしかして恋!?」

という思考が生じています。

そして、特定の身体反応と思考がセットになったものを、俗に「自動思考」と言っていると考えられます。

身体反応は手続き記憶から生まれる

そして、その身体反応も何かをトリガーとしているのではと調べていくと、手続き記憶というものに行き当たります。

手続き記憶とは、「身体が覚えている記憶」のことで、自分の意識とは関係なく、身体が自動的に反応して体の動きを再現することが出来ます。

例えば、

  • 自転車の乗り方
  • 楽器の演奏

しかし、これ以外にも、「何となく嫌な感じ」「居心地が悪い」など、言葉では言い表せない「場の雰囲気」からも身体反応は生じます

  • 夜の墓場に行ったら、背筋が凍る思いをした
  • 過去に嫌だった人と同じ雰囲気を感じて、身体が勝手に身構えてしまう

 

先ほどの例で言うと、他者がヒソヒソ話をしている「雰囲気」から、心拍数が上昇、胸が苦しくなる身体反応が生じたというわけです。

ここまでの話をまとめると、

  • 他者がヒソヒソ話をしている「雰囲気」を感じ取った結果、悲しい、劣等感、憂うつ感という感情が生じている
  • 雰囲気を感じてから、感情が生じるまでの間は、無意識に処理が行われている

 

では、身体が無意識に嫌な「雰囲気」を感じ取ってしまったら、もうどうしようもないのかというと、そうではありません。

感情を安定化するためには、生じている身体感覚を感じ切る

身体反応を感じたら、浮かんできた思考よりも、その身体感覚に意識を向け、ただ単に起こっている身体反応を感じ続けるだけで、私の場合は、感情の揺れを軽減できました。

自動思考は、生じた身体反応の合理的な理由を探して当てはめているようなものです。

なので、生じた身体反応から最もらしい理由を導き出させる前に、身体感覚を感じ切って落ち着かせてしまうわけです。

そうすれば、そこで連鎖を止めることが出来るという理屈です。

 

イライラしたり、落ち込んだりすると、どうしてもその感情をどうにかして紛らわそうとしてしまいがちです。

しかし、その感情は身体の反応により生じているだけだと冷静に考えられたら、今度はその身体反応にアプローチしてみようと思える余裕が生まれてくるのではないでしょうか。

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